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送られたい人、送りたい人。

彼女は、帰り道に家まで送ってもらうことができるし、お迎えに来てほしいとお願いをすることもできる。

なにより彼女は、褒められると、素直に喜ぶ。

なんでも正直にサバサバと話しているように見えて、じつは適切な言葉をきちんと選んで話している。

空気を読みながらも、あえて読まずに自分のしたいように行動することもできる。

基本的にしっかりしているのに、たまに無邪気になるし、

美味しいものを食べる時は、誰よりも幸せそうに食べる。


わたしの目に映る彼女は、完璧だ。


人からの愛情を受け取るのにもきっと、才能や勇気が必要だと思う。

けれど、彼女は注がれた愛情を100%、受け止めてくれている、ようにいつも感じさせてくれる。

早いもので、彼女との友人としての付き合いも、もう17年になる。

送りたい私と、送られたい彼女と、送りたくも送られたくもないあの子がいて、

わたしたちになっている。


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