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子どもに今すぐ教えよう

もし車から出られなくなったら、
ハンドルの真ん中を押そう、人が来るまで何度でも。
丸いハンドルはアンパンマンだよ。アンパンマンのお鼻を押すんだよ。
手で押しても音が出なかったり、手が疲れちゃったら、ハンドルに抱きついて、お腹で押そう。
それでも人が来なかったら、椅子を背中で突っ張って、ハンドルの真ん中を足で蹴るんだ。

送迎バスを利用する子ども全てにクラクションを鳴らす練習をさせてください。
運転席にたどり着けるのか、登れるのか、ハンドルの真ん中に手が届くのか、ひとりひとり全ての子どもについて確認してください。
手で押せるか、お腹で押せるか、背中で突っ張って足で押せるか、ちゃんとクラクションの音を響かせることができるのか。

もちろん見落としのないシステムを考えることは大人の責任です。この機会に他人事ではなく「自分事」に引き寄せて考えて欲しいのです。いいシステムがあるのなら広く共有して欲しいと思います。
それでも、机上で考えるシステムの穴なんて、どこにでもあります。子ども達はすっぽりその穴に落ちてしまうのかも…。

だからこそ、自分でSOSを出す方法を教えておきましょう。
そんなことしたら、イタズラでクラクションを鳴らして大変なことになる? 
大人が真剣に話しているのなら、必ず子どもには通じますよね。子どもに関わるお仕事の方はよくご存知のはずです。

もちろんご家庭でも、子どもを車に乗せることのある大人の義務として教えましょう。

《追加情報です》

・押す場所がハンドルの真ん中ではない場合もあるが、ハンドルには必ずラッパ🎺のマークがあるのでそれを教えておく。
ラッパ🎺のマークは小さな刻印だったりするので、多くの子どもを乗せる車の場合はどの子にも視認しやすいように何か目立つ工夫をした方が良いのかも知れません。
マークの刻印の中に赤いマニキュアなんかを流し込むとか(?)(100均の塗って剥がせるマニキュアなら、不用になった時剥がせるかも…(試してません))
マスキングテープでマークしておくなど…

・お腹で押すの時の発展系。
水筒があれば、水筒を挟んでお腹で押す。柔らかいお腹では押しにくい(押す面積が狭い? 体重が軽い?)場合有効。
例えば水筒以外でも車の中にある物、持ち物、それぞれの場合で有効な物を、子どもと一緒に考えておく。
その場合、一つの物だと、たまたまその時手元にないこともあるので、2つ3つ考えておくとより安心。


《さらに追加情報です》

・クラクションの鳴らし方のバリエーション
ハンドルにお尻を乗せて体重で鳴らす

・クラクション以外に教えておきたいこと

ハザードランプのスイッチを押す

チャイルドシートのバックルの外し方

車のドアの開け方

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