見出し画像

株式会社 1Line Official note Vol.040



ONE COATING「 衣類 編 」

つい最近まで、夏服が主役だったのに、急に秋本番を迎え、冬の装いを気にするようになってきました。

汗をかく夏は、衣類は着たら毎回洗濯することが当たり前ですが、秋・冬物は、シーズンに1回程度の洗濯となります。季節によって、衣類のケアの仕方も大きく変わります。

そんな、あまり洗濯をしない秋・冬物ですが、衣類は人を守る衣として活動を共にするため、数あるアイテムの中で最も、汚れや傷みに晒されるアイテムです。

ONE COATINGは、衣類を汚れから守り、3倍長持ちさせるアンチエイジング・テクノロジー。

今回は、衣類をテーマに、ONE COATINGができることをまとめてみました。

はじめに / ONE COATINGとは?

ONE COATINGは、あらゆる素材・アイテムに、風合いを変えず、最大12種類の機能を、自由にプラスできる、株式会社1Lineが開発した独自のコーティングサービスです。


これまでの、「機能性がある製品の中から好きなデザインのものを選ぶ」から、「好きなデザインの製品に後から自由に機能をプラスする」に変わってきています。

また、ONE COATINGを加工した製品と、未加工の製品とでは、使用による耐久性が3倍も違うことから、アイテムの寿命を延ばす、ファッションのサステナブル・テクノロジーとしても期待されています。

さらに、雇用創出企業を目指す株式会社1Lineが、風合いを変えない加工=属人性がない技術、人の手を必要とする仕事、として開発を進めてきたONE COATINGは、アイテムを長持ちさせながらも、同時に雇用を生み出していきます。

●あらゆる素材
・ウール・コットン・シルク・麻・レザー・エナメル・合成皮革・金属・ガラス など
●あらゆるアイテム
・スーツ、ジャケット・コート、ダウン・シャツ・着物、ドレス・ネクタイ・靴、スニーカー・鞄、財布 など
●風合いを変えない
・見た目や触り心地がほとんど変わらない
・繊維製品の通気性が損なわれない

●最大12種類の機能
・消臭 99%以上・除菌 99.9%・抗菌 99.9999%・抗ウイルス 99.99%・撥水 5級・撥油 6.5級・耐摩耗 3倍・防虫 86.7%・防ダニ 80.5%・抗かび 99.9%・硬度・耐酸 
●自由にプラス

・後加工ができる
・定期的に機能の補充ができる


1.衣類 VS 汚れ

汚れは、大きく分けて3種類あります。
・水性汚れ
・油性汚れ
・粉塵汚れ
それぞれ性質が違うため、防ぐ技術、落とす技術が違います。

防ぐ技術としては、
・はじく
・防汚
がありますが、よく耳にする「撥水(はっすい)」は、「水性汚れ」を「はじく」機能です。
水性汚れ以外の油性汚れ、粉塵汚れには効果が弱く、また、時間経過や力が加わった時は、撥水層を突破され、防汚機能がなければ、汚れてしまいます。

ONE COATINGは、性質が異なる水性・油性の両方の汚れに効果を発揮します。

 撥水力・・・5段階中の5級

 撥油力・・・8段階中の6.5級

 ※級数は数字が大きいほど高品質

 ※試験はウール100%を使用

また、ジャケットやコートの襟元は、人の皮脂で汚れ、徐々に黒ずんでしまいます。
油性汚れに効果があることで、これら皮脂汚れが気になるアイテムにも使うことができます。

また、ONE COATINGは、汚れが付きにくいだけでなく、汚れが落としやすい機能でもあるので、衣類を傷めずに、汚れを取り除くことができます。

なお、粉塵汚れは、ブラッシングや洗濯で落とすことが効果的です。

2.衣類 VS 臭い

臭いには、様々な種類があります。
ファッション業界では、機能に関するガイドラインが設けられており、消臭についても、試験方法、基準が定められています。
ONE COATINGも、そのガイドラインに則って試験を行っています。
その結果、衣類の主な臭いとなる以下の項目で、高い消臭力を確認しています。

 アンモニア臭・・・消臭力99%以上
 汗臭・・・消臭力98%以上
 加齢臭・・・消臭力97%
 ※2時間経過後の臭い成分の分解率

ONE COATINGは、直接衣類に機能をプラスする加工技術です。
これまでのように、消臭スプレーを使わなくても、ハンガーに掛けて置くだけで機能を発揮し、臭いを分解してくれます。

また、ONE COATING加工によって、汚れ同様に臭いも付きにくくなり、衣類を軽く叩いたり、風に当てることで、臭いが取れやすくなります。

3.衣類 VS 摩耗

ウールなどの繊維製品は、摩耗に弱く、脇や股などの擦れる箇所は、減耗し破れやすくなります。


ONE COATINGは、繊維のまわりに膜をつくることで、繊維を摩擦から守ります。

実際、摩耗強さを評価するマーチンデール法という摩耗強さ試験がありますが、ONE COATINGを加工したウール生地と未加工の生地とでは、その強度に3倍の違いが出ています。


 摩耗強さ・・・3倍

 ※加工前、加工後の摩擦試験の結果


目視では分かりませんが、電子顕微鏡で2000倍にすると、繊維1本1本をONE COATINGが包み込み、繊維を守っていることが分かります。


カバーを付けることで、キズや衝撃からアイテムを守りますが、それと同じ方法を、目に見えないレベルで実現させているのが、ONE COATINGです。


4.衣類 VS 感染対策

コロナ禍で、トラブルが多発したのが、除菌による衣類の変色や傷みです。

市販の除菌・消臭スプレーは、除菌成分としてアルコールや塩素、消臭成分として界面活性剤が含まれている製品が大半です。

アルコールや塩素は、素材を傷め、変色の原因になる場合があります。
また、界面活性剤は、かえって汚れを呼び込み、汚れの原因になります。

ONE COATINGでは、洗濯100回でも、摩擦11000回でも、効果が1%も剥がれない、99.9999%の抗菌力と、99.99%の抗ウイルス力を接着させることで、衣類自体を強力な抗菌、抗ウイルス機能を持ったアイテムにしてしまいます。


 除菌力・・・99.9%

 抗菌力・・・99.9999%

 抗ウイルス力・・・99.99%

 持続力・・・洗濯100回の低減率0%

       摩擦11000回の低減率0%

ONE COATINGの効果が持続している間は、除菌スプレーを使う必要はなく、そのため、除菌による衣類を傷める機会も大幅に抑えることができます。

5.衣類 VS カビ

湿度が高い季節や部屋で、衣類がカビてしまった経験が誰にでもあると思います。

多細胞生物であるカビは、単細胞生物である細菌に比べ、複雑な形態や機能、増殖方法を持っており、その対策の難しさも原因と言えます。

また、生えてしまったカビを取り除くことは、薬剤などを使う必要があり、アイテムも傷めてしまいます。カビから衣類を守る上で一番大切なことは、生えないように予防しておくことです。


 抗カビ・・・99.9%


ONE COATINGの抗カビ機能は、空気中に漂うカビ胞子が衣類に付着しても、発生、生育、増殖を99.9%に抑えることができます。


6.衣類 VS 黄ばみ

シャツなどの白い製品は、使用頻度に比例して黄ばんでしまいます。
汚れも原因の1つですが、菌などの細菌類が繁殖することも、衣類の黄ばみの原因と言われています。

ONE COATINGは、ウイルス、菌、カビのいずれにも、効果を発揮します。
黄ばみの原因菌の繁殖を抑えることで、シャツなどの黄ばみを抑制することができます。


7.衣類 VS 虫食い

虫食いの原因は、ヒメカツオブシムシなどの衣類害虫による食害です。

衣類害虫は、元々家にいるわけではなく、
・干した洗濯物から室内に侵入
・外出時に服に付いて室内に侵入
・花壇や生花から室内に侵入
します。

また、衣類害虫は非常に小さく、一度発生してしまうと、駆除が難しいと言われています。
仮に、幼虫や成虫を駆除しても、薬剤が効きにくい卵が生き残り、再発を繰り返すリスクがあります。


 防虫力・・・86.7%

 ※ヒメカツオブシムシ幼虫

ONE COATINGは、衣類害虫が嫌がる成分を衣類に付着させ、寄せ付けない効果を持っています。
市販の置き型タイプの防虫用品は、クローゼットや収納箱の開閉で効果が弱まりますが、衣類に直接機能を接着させるONE COATINGは、よりその効果が高いと言えます。

8.衣類専用のケアスプレー

基本的に、衣類には、市販の除菌・消臭スプレーはお勧めできません。使うたびに衣類を傷め、かえって汚れを呼び込みます。

市販のスプレーは、除菌をアルコールか塩素、消臭を界面活性剤に頼るものが大半です。アルコールは、手指に使うと油分がなくなりカサカサになるように、革から油分や栄養を奪います。また、アルコール、塩素は、衣類の変色の原因になることもあります。

界面活性剤は、臭いの原因を包み込み、一時的に臭いを閉じ込めます。しかし、時間の経過や摩擦で界面活性剤の膜が剥がれ、臭い戻りを起こします。また、水性・油性の両性の汚れを接着させる特徴から、洗剤に使われますが、水で洗い流さないアイテムに噴霧することで、かえって汚れを呼び込むことになってしまいます。

また、直接肌に触れる衣類は、安全面でも注意が必要です。市販のケアスプレーが肌に合わない人も、多いのではないでしょうか。

そのため、衣類に使うケアスプレーは、傷めたり、汚れを呼び込む成分を含まず、必要な機能をプラスし、さらに日々使用しても安全な用品であることが不可欠です。


そんな衣類のために開発されたのが、このKIN-METSU FOR CLOTHINGです。


その特徴は、

(1).衣類を傷めるアルコール、塩素を不使用。

(2).汚れを呼び込む界面活性剤を不使用。

(3).確かな機能

 消臭 99%以上(日本繊維製品品質技術センター)

 除菌 99%(日本繊維製品品質技術センター)

 抗菌 99.999%(日本食品分析センター)

 抗ウイルス 99.99%(日本繊維製品品質技術センター)

  ※エンベロープ型、ノンエンベロープ型の両方に効果

 抗かび 99.9%(カケンテストセンター)

 白癬菌 99%(カケンテストセンター)

(4).効果が長続き

と、他にない特徴を備えており、ファッション業界の多くのプロから選ばれた商品です。

タイプは、自宅で使う200mlと、携帯できる50mlの2つを揃えています。
携帯タイプには、天然ミント成分を配合しています。香りと清涼感を加え、瞬間的に効果を実感できるようにしました。汗をかいた時や、飲食店を出た時などにお勧めです。

9.衣類と雇用をまもる「幸せのウコン袋」

日本伝統のウコン染めによる袋「幸せの黄色いウコン袋」を開発しました。

ウコン染めは、古くは卑弥呼の時代からあったと言われ、着物や美術品などの貴重品を菌やカビ、虫から守るものとして使われてきました。

近年、世界的に、化学染料による健康被害や水質汚染が問題視されていますが、この靴袋は、100%天然染料で染められています。通常、草木染めは、色を定着させる媒染剤に重量金属や有機物が使われることも多いですが、ウコン染めは、酢や重曹で色を定着させられるので、環境負荷が非常に低い染色です。

また、袋の素材には、コットンを選定しました。コットンは天然素材で、全て土に還るので、生分解性100%の素材です。現在、日本でも問題視されている海洋プラスチックごみ問題にも繋がらない袋です。

そして、この袋は、染色から縫製まで全てを手作業でつくります。
安全な素材と、手作業が必要なことから嫌煙されてきたウコン染めが、1Lineが目指す障がい者雇用の創出に、合っていると考え、長い時間を掛けて企画、開発してきました。


幸せの黄色いウコン袋は、全て人の手で作るため、少しずつ色や形が異なります。そんな個性を、多様性として解釈してもらえれば幸いです。