細い眉毛で歌った最後の校歌

こんにちは。
アイリスオーヤマで加湿器を買った、カラスです。

ところで、
高校時代のことです。
眉毛は剃っていましたか?

昔々の話になりますが、
私の学校はそこそこ校則が厳しくて
眉毛を剃るのは基本、禁止でした。
しかし、当時は
めちゃくちゃ細い眉毛が流行ってました。
御多分に洩れず
私も眉毛をめちゃくちゃ細くしていました。
何の怨念を込めたんや?というほどに
16歳の私の眉毛は、執拗につりあがってました。

風紀検査の数日前から育成し
風紀検査を終えた夜、
ボーボーになった眉を整える
(というか、ただ細くする)。
その程度の厳しさだったですね、我が校の校則。
そしてそこそこ真面目だったですね、私。
そんなことを繰り返した、
青春の3年間でした。

高校時代の写真を見ると
「やらなきゃよかった…」と心底思う。
ナイキのロゴをさらに削いで逆さまにしたような
細くて薄い眉毛。
なんちゅう情けない笑顔なんや…

眉毛の太さは、時代とともに歩む。
石原さとみさんが現れて以降、
今では私も立派な眉毛を生やしています。

髪型とか、服装とか、
教師への反抗とか、親不孝とか(とてもささやかです)、
下駄箱で待ち伏せして手作りチョコ渡すとか(だいぶイタい)、
坂道で自転車を手放し運転して田んぼに突っ込むとか(だいぶ痛い)、

学生時代
やらなきゃよかった、
ということは多い。
今となっては恥ずかしい。
ほんと、やらなきゃよかった。

でも、そんなことも含めて
高校時代の思い出は
月並みですが、宝物です。
ふふっと笑えるし
たまに無性に戻りたくなる。
やらなきゃよかったことも
やっててよかったとすら思えてくる。

集大成が卒業式で、
大きい声で返事したし
好きだった人のボタンもらったし
みんなと情けない笑顔で写真撮ったし
みんなで歌う最後の校歌は、やっぱり泣いた。

だから、コロナで
突然のお別れを突きつけられてる子たちの声を聞くと
心が、もがれる。
震災の時も感じたけれど
思い出を奪われるのは、ほんとに辛いですね。


一方で、
微妙に話がズレるんですが
弁護士ドラマ「リーガルハイ」スペシャル2
古美門研介のセリフを思い出しました。
別のテーマで生死のことを語っているので
ちょっとややこしいんですが

しかし、
その犠牲が自分や家族である
とわかった途端にこう言うんだ、
話が違う!と。

(0:40〜)
※終息には死という犠牲が必要だと言ってるわけではありません。


賛否があり
どっちが正しいかはわかりませんが、
せめて
大切な人がコロナに感染してしまう可能性を
きっと減らせているんだと信じてみることで、
思い出を奪われた悔しさや
実生活にのしかかる困惑を、
ちょっとだけ軽減できる気はしました。
いずれにしても、早く終息しますように。

これ置いといても、
やっぱりリーガルハイは名作だね。

それでは、今日はこのへんで。
さよならコピー


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