小町、お元気ですか。

こんにちは。
ルマンドが好きな、カラスです。

ところで、ウサギの話ですが。
まだ22歳の働き始めてすぐの頃、
一人暮らしのお家で
ウサギを飼ったことがあります。
真っ黒のネザーランドドワーフ。
小町。メス。

ちょっと時を遡ると
初めてウサギを飼ったのは
小学1年生の時。
学校の飼育小屋で生まれた
赤ちゃんウサギの里親を募集していて、
親にも言わず
真っ白いウサギをお持ち帰りしました。
ロビン。オス。
基本、気性は荒いけど
たまに甘えてくるツンデレなウサギでした。
目が赤くて、
夏休みの自由研究では
ウサギの目がなんで赤いのか
を調べました。

その数年後、
また飼育小屋でウサギが生まれ、
次はちゃんと親にお願いして
グレーのウサギをお持ち帰りしました。
チロ。メス。
噛んでばかりのロビンと違って
1度も誰のことも噛むことなく、
ものすごく穏やかな性格で、
そしてものすごく面長なウサギでした。

ロビン
チロ
小春
ししまる

これまでの人生、
大半の日常にはウサギがいた。
冒頭に書いた小町は、
チロの後、
小春の前にお迎えしたウサギでした。

小町は、家にきて3日で死にました。
動物病院の先生からは、
脳の病気の可能性もあるけど、
親元を離れるには
あまりにも小さすぎたのではないか
との診断でした。
手の施しようがない状態だったそう。

ペットショップで売られていた小町は
ほんとにほんとに小さかったのです。
見た瞬間、思った。

大丈夫か?

飼いたいというより
救ってあげたいみたいな気持ちで
連れて帰ったのでした。

3日目に異変。
ゲージの中でぐるぐるぐるぐる周り
頭がグニャって傾いて
しまいには引きつけみたいな症状に。
これはやばいなぁと動物病院へ連れていったら
注射を一本打った後
すぐに、息を引き取りました。
最期に痛いことしてごめんと思いました。

手のひらサイズで
いつも涙ぐんだ瞳が
ほんとに可愛かった。
淋しかったのかい。
ゲージに近づくと、
ひょこひょこ寄ってくる。
おでこをチョンチョンすると、
目を閉じる。
そのくらいのコミュニケーションだったけど
たったの3日間で、
どうしようもなく我が子になっていたんだよ。
せめてもう少し一緒にいたかった。

今はウサギは飼っていませんし、
随時進めているのは犬を飼う準備です。
でも、ウサギなら
いつでも飼っていいと思ってる。
小町みたいな子だといいなと思ってる。
小町、どこかにいませんか。

生き物は、暖かいからいいね。
抱っこしたり、膝に乗せたりすると
体温がすごいのね。
それだけのことで
救われるのが人間だよね。
たまにあの体温がたまらなく愛おしくなると、
小町のことをふんわり想います。
たった3日間の大切な思い出。

それでは、今日はこのへんで。
さよならコピー


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