(キーマン原川)大分トリニータ対サガン鳥栖(祝再開)

1.初めに

 7月4日18:30、待ちに待っていた応援しているサガン鳥栖の試合が再開された。再開後初戦は大分トリニータとのバトルオブ九州、去年は1分1敗と苦汁を舐めた相手とのアウェイマッチである。
 スタメンはこちら。

大分

 鳥栖は移籍した金崎に代わり、ロペスがスタメン。2月の川崎戦からは3人選手が入れ替わった。一方の大分は、ルーキーの井上がスタメンに入った。

2.原川のスペースで受ける動き

 立ち上がりペースを握ったのは鳥栖であった。キーマンとなったのは原川と本田2人。攻撃時、彼らは大分のDHの脇のスペースにポジショニング。この位置は、相手のDH,CB,WBどの選手がプレスに行くか非常にあいまいな位置であり、今期の鳥栖では前方向に2コース、パスコースができる様になっている。序盤、鳥栖が攻めれたのは、そのような選択肢が多い場所でIHの2人がボールを受け、展開できたためである。

岩田

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3.守備のやり方の変化。前から行くか、コースを消すか。

 いい形で前半を終えた鳥栖は、後半開始時ロペスに代えてルーキー林を投入。点を取れという意思表示であろう。そして、この林によって鳥栖はプレスの意識が非常に高くなった。
 ロペスの守備はCB→DHのパスコースの限定であった、それに対して、林の守備はGKまでプレスに行くような守備であった。結果的に、プレス意識によって、相手の先制点をもたらす。64分、相手GKまでプレスに行く林だったが、中盤とDFラインの連動が遅れ間延びしてしまう。結果、GK高木に背後のスペースにボールを配給され、失点した。
 その後の鳥栖は、豊田、梁、原と投入しパワープレー気味に試合を進めるが、得点は奪えず、89分には田中にカウンターでゴールを決められジエンド。0-2の敗北に終わった。

4.終わりに。

 5人交代、無観客試合、段ボール観客、リモート応援と初めての試みが多かった試合であった。しかし、鳥栖のサッカーは川崎戦や札幌戦と比べてみると新しい試みは少なかった。ボールを保持し、相手の嫌がることを行い続けた。これを続けていくことが大事なのではないかと思う。

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