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日常生活にいるもの

 先日、義両親が別荘扱いで使っていた家へ行ってきた。(同じ京都市内で何なら同じ区内なんだけど、車がないと生活ができない田舎に位置しています)
何年ぶりだろうか。
前回BBQをするのに伺った時にあまりの生活感がありすぎる家に、不法侵入をしているかのような気分になり、別荘感(元々別荘でもなく彼らの週に1度畑仕事をする家)もなく気軽に使おうと思えず足は遠のいた。
色々あって義両親は別荘を使えなくなり、昨年義父が亡くなったのを機に、整理をはじめ、その1つがこの家だった。

 久しぶりに入った家は生活感溢れる当時のまま。家の中をカメムシだけが元気に動き回ってた。周りは鹿の足跡だらけで、何年も整備されていないから土は苔むし、畑は外来種が繫栄し、どこから手をつけようかわからなくなってしまった。

 彼らの楽しみだった大きめのレコードプレーヤー。
ブラウン管テレビが2台もある。カラオケ🎤もあったかな?
ベッド替わりのソファが2つにベッドも2つ。
この家を建てたお祝いに大きな柱時計をプレゼントしたが、しっくりきていたはずの時計ですら処分対象。
目についたゴミを袋に入れただけでゴミ袋6袋分。
ゴミ袋に入れたゴミなんてこの家の不要なものの1割にも満たない。
鍋、棚、藤のチェスト、数えたらキリがない。
家の内外物を処分するんだから農機具とかもある。
そして外といえば。
彼らの趣味で木を植えていた。
誰も手を入れてなくても木はどんどん大きくなり根を増やしていく。
枯れてまた新芽が出て伸びて増やしてまた枯れて
手入れをされていない木を見て、この木も処分しないといけないと言われたらどうしようか。。。この木をつけたまま売れてほしい。
*ちなみにトップ画像は別荘の玄関付近。
木がモリモリ伸びてたので少し暗く感じる。剪定って大事よね。

畑だったモノ
コンポストなんて怖くて開けられない


伸び放題好き勝手に伸びてる。
これを抜けって言われたら困るよね…😣


ゴミ整理と不用品の把握と産廃処理業者を呼んで見積をしてもらおうと思っての訪問だったが、業者の言葉は色よいものではなく、できれば売りたいと思っていたらしいレコードプレーヤーも業者からみれば売り物ではなかったらしい。見積額を聴いてうーんとなる私たち。
別の業者さんを紹介してもらえる事になったのでしばらくはこの別荘に通いそう。
(ガス、電気、水道も止めているのでトイレにも困るのだ)

 この家を見て私たち夫婦の中の宿題として、私たちがこの世から去った後、どうすれば子供が遺品整理の手を煩わせなくて済むだろうか?の問いになった。
私が言ったのはすかさず「お金だよね」。悲しいけれどこれが現実。
私たちですら家の処分をする体力がなくて業者に頼んでるのに。
ミニマリストにはなれないし、残念ながら整理は上手ではない。
(このnoteを書きながら周りを見渡し、散らかり様にホントきたないなぁと呟く。)
人が生活する上で最低限必要なものがある。
最低限必要なものだけでヒトは満足できない。
「潤い」が欲しくなる。
義両親の「潤い」が形になったのがこの別荘だった。
潤いと負の遺産は背中合わせ。
「モノ」を買っても捨てる時は「モノ」よりも高い支払いが必要となる。
食べ物は食べたら捨てないって思ってるでしょ?
違うよ。身につくんだから。身から落とそうと思ったら大変なんだから!
(ダイエットしなきゃと非情に困っている)
今日は可燃ゴミで別荘の不用品を捨てたけれど、今度の金曜日は我が家の可燃ゴミでゴミ袋がパンパンになりそうな気がしている。

今日が4月末。
別のnoteも書いて止まったままだったのに、これはスルスルかけた不思議。
近日中に4月のことを書こうと思います☺️

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