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インドアっていう話


梅がちらちらと咲いてきたなあと思う。
春の予感がするね。
春、季節の中では一番好きなのだが花粉症が酷いので素直に喜べない。

あまり自発的に外出というか、外に出ない。
少し前まではこのご時世だったのもあるし、絵の依頼をずっとこなしていたため外に出るという発想がそもそも乏しくなった。
学生時代は夜中でも何でも、ふらっとすぐ外に出る奴だった。目的地は特にない。散歩しているだけだ。真冬だろうとあまり関係なく。

真冬の夜中の散歩が一番好きなのだが、1人でするのが一番好きなため危ないだろうと言うのは自他ともに言われるし思うので最近はしなくなった。
高校生くらいの時はとにかくもうここではないどこかへ行きたくて消えたくてこっそり夜中に出たりだとか、学校帰りに遠く遠くへ自転車を走らせて知らない道を適当に入って迷っては、帰路につけなくてもそれで良いかと思っていた。

小さな頃から放浪癖のようなものがある。ふらふらしてしまう。ここにいてねと言われても次の瞬間にはどこかへ行く子供だったと親には言われるし、それは高校生の時までそうだった。

「市井ってふっといなくなるし、そのまま帰ってこなくなりそう」と級友にすら言われていた。これは心配の色を滲ませてだが。
当時は心身共に荒れていたので普通に命の心配もされていたと思う、ごめんな友よ。

大人になるにつれてそれは落ち着いたようにも思うが、ストレスが溜まったり全てがどうでもよくなると外へ出たくなる。インドアな私が外へ出たくなるとしたらそういうことなんだろうなあ。

今は…仕事や家族との諍い以外は穏やかなのでめっきりない。卓楽しいし。楽しいことあると人間何とかメンタル生きてられる。
まあこうしてインドアが加速するわけである。
アウトドア、めっきりしてないな。
昔から日光に弱いので強い日差しの下だと目が見えなくなるし偏頭痛を起こすから えっ弱…