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死んでしまうとは情けない

この人日記書くときいつも仕事の話してんな。
日常で面白いことをそんなにしてないのもある、時世が時世なので友人とも遊ぶことが少なくなりインドアに加速がかかったのもあるけれど。
昨日はストレスフルマックスの予感がしたので駄々こねてカラオケに行った。二年ぶりのカラオケ、クソみたいに音痴になってて笑ってしまった。

とまあ本題で金曜の仕事の話である。
最先端AIシステムを扱う我が部署。最先端とか謳ってるがその実システムは優秀でもシステムに金をかけてないため、オプションを良くすればもっと有能だろうに会社が金を渋ったため結構ポンコツだ。
その日もその日とて、まあいつも通りキレながらも仕事をしていたわけだが21:40。事件が起こった。

何十台にも及び、フロアを滑走するロボット達。基本彼らは停止するということを知らない。それが、一斉に、前触れなく停止した。
私も同僚も全員が「は?」と声を上げた。
最初は誰かがシステム緊急停止を押したのだと思った。このシステム、割と簡単にシステムの緊急停止のボタンが押せてしまう。確認画面一つも出ず押せてしまうため、誤って押してしまう人がちらほらといる。
それの解消方法は分かるから、スタッフ全員に聞いたが全員その画面を立ち上げてすらいなかった。
しかも、エリアが一区画だけ。隣のエリアは正常に動いている。緊急停止は全体のシステムを落とすものだからそれはあり得ない。
ふとそのエリアのロボットを見れば、正常な時は青ランプなのだが全機が紫ランプへ変わって絶望した。
紫ランプは通信エラーだ。まあ、システム指示が多いと指示が混乱するのか通信エラーを起こして停止してしまうというのはよくあるし、それの規模なんて精々1台2台だ。再起動かけて何とかなるレベルだがエリア全機となれば話は別となってくる。
あ、対応できないやつだ。と経験則で悟ったため、すぐさま上司に電話をした。
上司はすぐさま来てくれたのだが、うちの部署のことをよく知らない。というか、夜勤で一番詳しいのは社員も上司も抜いてきっと私なのだ。それは分かっている。分かっているが対応できない以上は上に報告するしかない。
ぐだぐだ言われつつも話して対応できない旨を伝えればシステムの本社に電話をかけてくれた。
データ残数は100を超えているし、どれだけ私が昔の経験や知識を引きずり出しても事例がない以上解消方法はわからなかった。結局上司がPCで慣れないながらも指示に従いつつコマンド入力をしてシステムダウンは復旧した。
復旧したのは2時間後の23:30だった。もう帰ろう。
ただ、私は見ていて「これ停電の時と同じだ」とは思っていた。日勤ではちょいちょいあるようなのだが、AIロボットと謳うものの結局電力と電波に依存している。停電して落ちてしまえば動かなくなる。
ただこうこうと電気はついていたし、電波障害かなとおおむね原因の検討はついていて、上司に聞いたら

「Wi-Fi落ちたんだって」

そんな家のWi-Fiルーターが停止したみたいなノリある?????????