私が流派(表千家)の茶道講師をしない理由3つ

(私の茶道歴)12歳で茶道教授の門下になり20歳でいわゆる師範(茶道を指導する許しと茶名)を拝受。通年23年以上の茶道歴あり。オンライン茶道スクール、コロナ前はリアルお茶会、ズームで海外オーストラリア茶道家やルクセンブルグ茶和会との茶道セッションなど、不定期交流。個人事業主で『グローバル茶道』の名で特許庁に商標登録出願して2020年登録済み。

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私は、帰属していた流派の茶道の伝授スタイルで、弟子をとって自分が師匠となり茶道講師をしたくないのは、以下の3つの理由です。


一つ目 家元ビジネスに加担したくない

私が習っていたのは表千家という流派で、家元ビジネス(ざっくり言うと、ねずみ講に近い)技芸を伝授しているんです。頂点の家元がピラミッドの頂点にいて、底辺から収益を上げるビジネスモデルが好きでないんです。

具体的には、茶道を習おうとググっても、必要な情報が開示してないです。茶道がどんなものか習いたい、茶道講師になりたい、そんか人がググってみても、情報開示されてないことが多いです。

例えばスイミングを習おうとするときに、いつ、どこで、誰が(どんな先生で)月謝なのか?入会費は必要なのか?途中でやめたい時はどうするのか?一括納入か?振替はできるのか?退会したい場合はどうするか?明確に情報が掲載されていると思います。

でも、茶道教室って『お問合せください』『体験教室』『月謝0000円』『月〇会』くらいしか情報載ってないですよね?

だから、習いたいなあと思っても、不安で、体験教室どころか、問合せなんて敷居高くて無理じゃないですか?

茶道は月謝以外にも、道具代、着物など、追加で費用が発生することが多いです。

だから、茶道を習い方が、どこまでのレベルに行くのに、必要な時間と経費が明確でないので、習い始めてから、『年功序列だった』『こんなはずじゃなかった』『聞いてない』という事もあり得ます。

茶道の先生に聞けばいいのに、聞きにくい雰囲気があるから、『知恵袋』とかおーけーWEBとかで聞く人が多いですよね。

明示されていない、上納金(基本価格に上乗せするやつですね)や、ピラミッド型の収益システムであることをオープンにしたくないのは、家元だけでなく、ヒエラルキー上位の先生方も同じかと思います。一番下っ端にいる弱小先生や生徒が必至にそのビジネスシステムを支えているんですね。

そういうった、習いごとビジネスに加担してまで、茶道講師したくないんです。

ここまでが、流派の茶道講師をしたくない理由の一つです。

長くなったので、二つ目は別のノートで書きます。