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[平均着差論] 天皇賞(春) 2023

平均着差論や記事内の語句については、下記をご参照ください。
2023/04/30 未明に、予想以上の降雨量のため、馬場想定を変更しました。

過去 5 年の傾向

全体的な傾向

2021 年からの阪神競馬場での開催を含みます。
さすがに 3200 の平均着差では少なすぎるので、2400 からの平均着差でどれか良いと好走できそうです。
タイムは上位でなくても好走していますが、あれば尚良しという感じでした。
平均着差やタイムよりも、長距離での成績の方が効果的に思いました。
また、京都開催時は、3F で好タイムを記録していると有利に見受けました。
6 歳以上でも好走はしていますが、相性が良くないと厳しそうです。
なお、近走関係の言及は海外を含まず、馬齢により不公平になってしまうため経験距離に京都 3200 を含みません。
ここ 2 年の阪神開催時は手堅く収まっていますが、京都開催時は 6 歳以上や栗東所属以外の人気薄も好走していました。
プラス傾向の上 3 種・マイナス傾向の上 1 種は阪神開催も含め、プラス傾向とマイナス傾向の下 2 種は京都開催固有です。
稍重想定でいきます。

プラス傾向

平均着差:経験距離で平均着差が 0.2 以下
タイム上位:経験距離で最高/平均タイムともに 3 位以内がある
長距離成績:近 3 走の 2400 以上の重賞で 0.2 秒差以内がある
重賞勝利:近 5 走の 2200 以上の重賞勝利がある
3F:近 5 走の 2200 以上で 34.0 秒以下の 3F がある

マイナス傾向

近走:近 3 走に 0.2 秒差以内がない
高齢馬
:6 歳以上で前走が 0.2 秒差以内でなく経験距離に最高/平均タイムともに 3 位以内もない
臨戦:中 4 週以内で前走が 0.2 秒差以内でなく 3000/3200 に平均タイム 3 位以内でもない

各馬の平均着差・最高タイム・平均タイム表

平均着差

各馬の平均着差表

最高タイム

各馬の最高タイム表

平均タイムと成績表

各馬の平均タイムと成績表

各馬への勝手な印象

1 ジャスティンパレス
プラス傾向:平均着差・タイム上位・長距離成績・重賞勝利
マイナス傾向:なし

3200 は初ですが、2400/3000 どちらも最高/平均タイムともに 3 位以内で、菊花賞や阪神大賞典での好走もあり、軸として期待できると思います。

2 ディープモンスター
プラス傾向:なし
マイナス傾向:なし

3200 は初ですが、2400/3000 どちらも平均着差が酷い数値で、タイムもさっぱり上位になく、プラス傾向もマイナス傾向も持たないので、厳しいと思います。

3 タイトルホルダー
プラス傾向:平均着差・タイム上位・長距離成績・重賞勝利
マイナス傾向:なし

3200 はタイムが微妙ですが、去年の本戦の圧勝もあって平均着差が突き抜けており、おまけに 3000 もタイムは微妙なものの平均着差も突き抜けていて、前走から唯一の斤量減でもあるので、期待できると思います。

4 メロディーレーン
プラス傾向:なし
マイナス傾向:近走

各距離の平均着差はまずまず〜良くない数値で、3600 は最高/平均タイムともに 2 位以内ですが、他の距離はタイムも微妙で、3200 は 4 回経験して最高着差が条件戦での 1.2 秒差ですし、7 歳ということもあり不安です。

5 アイアンバローズ
プラス傾向:タイム上位・長距離成績
マイナス傾向:近走

3200 は去年の本戦のみで 5 着でしたが 2.1 秒差負けだったので、平均着差が酷い数値になっています。ただ、他の距離や京都では平均着差がまずまずのものも多く、3600 は最高/平均タイムともに 3 位以内と、6 歳ながらも気になる子ではあります。

6 アスクビクターモア
プラス傾向:平均着差・タイム上位・重賞勝利
マイナス傾向:なし

3200 は初ですが、2400/3000 どちらも平均着差は良く最高/平均タイムともにトップで、去年の菊花賞馬ということもあり、期待できるとは思うのですが、阪神の菊花賞と京都の天皇賞が直結するかどうかと、菊花賞後に前走のような大敗をしても本戦で好走できるのかは不安です。

7 ディープボンド
プラス傾向:タイム上位・重賞勝利
マイナス傾向:近走

平均着差はまずまず程度が並んでいますが、3200 は最高/平均タイムともに 3 位以内で、期待できると思います。ただ、キズナ産駒の 3000 以上の成績を見ると、2.2.1.10 ではあるんですが馬券内が全て阪神での成績で、他の場所だと全て着外というのは不安です。

8 トーセンカンビーナ
プラス傾向:なし
マイナス傾向:近走・高齢馬

3200 は二度経験してどちらも完敗、タイムも上位になく、他の距離も平均着差やタイムが微妙で、プラス傾向なしでマイナス傾向 2 種持ちなので、厳しいかなと思います。

9 ヒュミドール
プラス傾向:長距離成績
マイナス傾向:なし

平均着差もタイムも強調材料はないんですが、鞍上が盾男というのは非常に気になります。

10 サンレイポケット
プラス傾向:なし
マイナス傾向:近走・高齢馬

3200 は初で、2400/3000 どちらも平均着差は良くない数値で、タイムもさっぱり上位になく、プラス傾向なしでマイナス傾向 2 種持ちで 8 歳でもあり、さすがに厳しいと思います。

11 ディアスティマ
プラス傾向:平均着差・タイム上位
マイナス傾向:近走

3200 は平均着差が良く、最高/平均タイムともに 2 位以内で、3600 も最高/平均タイムともに 3 位以内なので、期待したいところです。しかも 2020 年に単勝 64.2 倍のスティッフェリオを 2 着に、2019 年に単勝 30.6 倍のパフォーマプロミスを 3 着に連れてきた鞍上というのも気になります。ただ、重賞での最高着差が 3 年前の京成杯での 0.5 秒差というのは不安です。

12 ブレークアップ
プラス傾向:平均着差・長距離成績・重賞勝利
マイナス傾向:なし

3200 は初で、2400/3000 どちらも平均着差は良いですが、タイムはさっぱり上位になく、毎回のように母父クロフネが不安です。

13 ボルドグフーシュ
プラス傾向:平均着差・タイム上位・長距離成績
マイナス傾向:なし

3200 は初ですが、2400/3000 どちらも平均着差が良く、2400 のタイムは上位にないものの、3000 は最高/平均タイムともに 3 位以内で、2200 以上は全て馬券内と実に安定しており、期待できると思います。

14 マテンロウレオ
プラス傾向:なし
マイナス傾向:臨戦

2500 以上が初で、2400 もダービーのみですが 2.1 秒差と完敗しており、かなり不安です。

15 エンドロール
プラス傾向:3F
マイナス傾向:なし

データ以前に、2 勝クラスを勝ったばかりでの好走は想像できません…。

16 シルヴァーソニック
プラス傾向:平均着差・タイム上位・長距離成績・重賞勝利
マイナス傾向:なし

3600 の平均着差は良く、それ以外の距離の平均着差はまずまず程度ですが、3200/3600 どちらも最高/平均タイムともに 3 位以内なので、7 歳ながらも期待できると思います。

17 アフリカンゴールド
プラス傾向:なし
マイナス傾向:近走・高齢馬

平均着差で良い数値がなく、タイムもさっぱり上位でなく、プラス傾向なしでマイナス傾向 2 種持ちなので、さすがに厳しいと思います。

個人的な印

傾向上の相性が良く 2400/3000 のタイムの良さでジャスティンパレスを本命、3000 のタイムが良く戦績に安定感の凄さもあるボルドグフーシュを対抗、7 歳ながらも 3200/3600 のタイムの良さに超長距離重賞を連勝中のシルヴァーソニックを単穴、鞍上の京都での実績が少ないものの実績上外せないタイトルホルダー・3200/3600 のタイムの良さと人気薄を連れてきやすい鞍上で期待してディアスティマを次点に据えました。

◎ ジャスティンパレス
◯ ボルドグフーシュ
▲ シルヴァーソニック
△ タイトルホルダー
△ ディアスティマ

あくまでも個人の感想なので、違う感想をお持ちになることも当然だと思います。予想を楽しみながら、発走を待ちましょう!

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