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世界を、構築する、構築したものを描写する。①コルタサル「石蹴り遊び」


「なぜなら首尾一貫性とはひっきょう空間と時間への同化、雌読者の好みへの迎合の謂(いい)なのだから」

ラ・マーガ

セバストポール大通り

マックス・エルンスト

酒粕色の伝馬船

クロワッサン

パタフィジック

角砂糖 

「ラ・マーガに現実というものを秩序立った言葉で提起する必要などないということを理解するのにそう時間はかからなかった。無秩序を褒めたりしたら、それを非難するのと同じように彼女を呆れさせたことだろう」

ゼラニウムの鉢

傴僂(せむし)のヴァイオリン弾き

浮浪者

オリベイラ 

「・・・オリベイラは彼女のために、フローベールの位置つけをしてやり、モンテスキューとはと語り、レイモン・ラディゲはなぜと説明し、ティオフル・ゴーティエはいつと教えてやらなければならなかった」

ビールと揚げた馬鈴薯

神話的なマタドール(トドメを刺す闘牛士)

玻璃の酒杯

蜥蜴

「一見放心したような様子が実は欺瞞であり」

「安っぽい神秘のヴェールで自分の出生や生き方を包み隠して」

擬える(なぞらえる) 

「なにとはなればだ、一人幻影のみが幻影の信者を動かすことができるからだ。幻影がだぞ。真実がじゃない。しかもそれだけじゃない、仲介だよ、幻影を通じてはじめてある平面に到達できるんだ、あらゆる思考がそれを思い巡らそうとしたとたんにそれが壊れてしまうもんでどうしても思考することが無益だった想像不可能な領域にね」

「思い出によって変えることができるのは過去の一番つまらない部分でしかありませんね」

「一般的な概念なんていうものはないさ」

アール・ハインズ

エラ・フィッツジャラルド

ケニー・クラーク

オスカー・ピーターソン

サッチモ

カルテジウス(デカルトのラテン名)

グレゴリウスを見つめているラ・マーガを見つめているグレゴリウスを見つめているラ・マーガのひどく悲しそうな顔

瓢の茶器

ラジエステシア(輻射線感応能力)

海栗

舳先

ニノン・ド・ランクロ

ゼンダ城の虜

瘡蓋

綴錦

蟻塚

ディオニソスの耳

カーニャ酒

西洋流の二分法

ヘラクレイトス

エスメラルダ

ヒポクラテス

チンチュリン

小糠雨

レモネード

コールド・ミート

ミックス・サラダ

ドッペルゲンガー

石ころとケンタウルス座ベータ星

人間顕現 

「いつも最後には形而上学的になるなんて、一体誰に教わったのかねえ、坊や」 

「彼が欲しがっているのは旅券としての愛、覆面としての愛、鍵としての愛、アルゴス(百眼巨人)の無数の目を、偏在性を、そこから音楽が可能になる沈黙を、そこから一つの言語が織りなされはじめる根を、彼に授けてくれるかもしれない愛だ」

コニャック

パンと心臓

グラシア(雅致)

病院ならびに関連施設を司る国家行政機関

容赦のない引き算

石楠花

びっこの少女

「弁証法なんて暇な時に戸棚の整理をするくらいのことしかできないんだ。・・・理性なんて平穏無事なときに現実を解剖するか、来るべき嵐を分析するくらいの役にしか立たず、現下の危機を解決する役には立たないさ」

それでもなお ー 生きようとしなければならない。

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