かれいど / 2021.08.11 日記

やけに目覚めの良い朝だ。チェックアウトまではまだ4時間あるし、それこそちょうど4時間くらいしか寝ていないのにこんなに目覚めが良いのは、きっと後でツケが回ってくるやつに決まっている。かといって、眠気が完全に晴れているので二度寝も難しいので、昨日起床時間として定めた10時までの2時間暇を潰しつつ、皆の起床を待つ。思えば、こういう宿泊事は毎回最後まで起きずに寝起きの悪さを午前中ずっと発揮しているタイプだったので、今日みたいな事は珍しすぎる。なんなら昨日の朝も、あまりにも早く寝過ぎて24時に起きてしまってこれじゃあ逆にダメだろうと必死の二度寝を経て5時起床だった。毎回、遠出の前日は眠れない自分にとってたまたまカスの生活リズムの歯車がかち合った。とても良い。

なんやかんやでぼちぼち10時になった。カーテンの締め切った、皆が寝ている仄暗い部屋の中では、10時も全然10時な気がしない。テレビをつければ恐らく加藤浩次が写る時間帯なのに、まだ全然4時5時くらいの感じ。つまり加藤浩次を観測しない朝は、朝になり得ないということなのかもしれない。朝が朝たる所以は加藤浩次にある。

それこそ昨日のこのくらいの時間から始まったこの旅行は、電車を乗り継いで辿り着いた海浜幕張のアウトレットを巡り、ガストで昼食を食べ、舞浜に行き、イクスピアリを巡り、イクスピアリでハンバーグを食べ、成城石井で買い出しを済ませてから宿に辿り着く、という旅行とは言い難いシンプルお出かけだった。けれど、ホテルに泊まるだけで完全に旅行気分だ。海沿いのホテルを取ったお陰で、ホテルから出ればすぐ海。その上、10階の部屋なので窓を開ければ大絶景。ホテルではUNOやスマブラ、マリオカートをずっとやって、そのどれもをそこそこに負けつつ楽しむ。夜が更けたら館内のローソンで夜食を買っては海を見て、祖父から借りたカメラで暗すぎて特に何が写るわけでもない海を撮り続け、宿に戻ればまた朝までSwitch。そんなんを4時までやって寝て、今に至る。そうこうしている間にそろそろ11時だ。チェックアウトしたら「浦安万華鏡」という健康ランド的なところへ行く。

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陽も暮れ始めのバスの中、浦安万華鏡を出て新浦安へと向かっている。2日目はあっという間だった。チェックアウトが12時だから始まりが遅い、というのもあったけれど、気が付いたらもう帰路だ。今朝、日記を書いた後、「溢しそう~~」なんて言いながら麦茶をコップに入れて飲んでいたらしっかり溢したりした時あたりからずっと早い。宿を出るのに人と話すこともなくカードキーを返却口に返すだけ、というシステムだったのには驚いた。近年の感染対策からなのかもともと効率的にそうなのかはわからないが、便利さと同時に若干の寂しさを感じなくもない。宿から浦安万華鏡までは徒歩5分くらいで、本当にすぐ近くだ。浦安万華鏡は、メインの温泉に加えて水着着用で入るかなり大きい露天風呂ゾーンがある。到着後一通り館内を巡ったらもちろん水着露天風呂へ。中、というか外はプールのような雰囲気で、家族連れも多かった。温泉よろしくしっかり熱めの温泉からかなりぬるいファミリー層向けっぽいところまで、めちゃくちゃ数があり広い。特に洞窟の湯、というのが温度もちょうどぬるくて雰囲気も最高だった。そしてメインの通常温泉ゾーンもまあ数が多い。健康ランドや温泉地へそこそこ行っているけれど、こんなに数があるのは珍しそう。そんでそれらを満喫していたらあっという間に15時半とかになってしまった。先に温泉を出て同行者の入浴を待つ間、大盛りポテトフライを頼んでつまもうとしたら、今まで見たことないくらい大盛りのポテトフライが出てきた。「大盛りポテトフライ」の「大盛り」がしょうもなくないのは逆に嘘だろ。ちょっと小腹を満たそうくらいの気で頼んだ私の前には、おそらく4人前くらいはあるであろうポテトフライ。同行者に手伝ってもらいながらちまちま食べ、全然お腹が溜まってしまった。全員合流して、そろそろなんか食べて帰るか、みたいな流れに。もちろんまだ100%浦安万華鏡を満喫してはいないけれど、とはいえ2日目で皆そこそこに疲れているのもあったので、館内にある16時オープンの焼肉屋へ。それぞれで頼んだお肉がひとつの皿に来たせいでどれがどの肉かわからず、ロースを頼んだ私は3枚目にしてやっとロースに辿り着いたりもしながら無事完食。焼肉を食べ終えたらぼちぼち清算し新浦安までの無料送迎バスへ。便利。そんで今はもう新浦安に着いてしまった。これから電車を乗り継いで旅が終わる…!

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遊びの延長線上みたいな旅行だったから、旅の名残惜しさみたいなものは当然あるものの、今までに比べたらかなりあっさりとした終わり方をしている。楽しい2日間だった。

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帰宅。どっと疲れた。また冬くらいに温泉行きたいですね。

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