縦、縦、横

・バイト終わりの浅草で四年前に死んだ祖父が自転車に乗っているのを見た。春なのできっとそういうこともあるのでしょう。

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・半年くらい前に家の浴槽が替わり、それに応じてガス栓周りも変わり、家を出る前にちゃんと閉まっているかを脳内で確認するフレーズが「縦、縦、横」から「横」だけになった。

・これは心配性の親から影響されて移ってしまったものだけれど、きっと誰にでもこういう脳内でだけ唱える呪文めいた言葉が生活に根付いていて、かといって特段そこに意識を向けることもないのだろうなと思うと変な感じがするし、その全てがどこか愛おしくも思える。目に映るすべての人間に目に見えない生活があるのってすごい！

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・デフォルトで10時間寝てしまう身体に困っているんですが、最近は何も予定がないと13時間くらい寝てしまうのでもういよいよ夜から夜にしかならない。週二回のアルバイトを始めてから、勤務日は生活から切り離されているような感覚があるので体感の一週間が五日かそれ未満で、更にこの過眠が加わっているので日々が速くて仕方ない。

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・自我の連続性という言葉を聞いて色んなことが腑に落ちた、昨日の自分も明日の自分も地続きであるはずなのに自分の感覚としては別物だから、明日のために、今後のためにとかで今日の自分を動かせない、未来の自分にすべての苦労を投げて楽をし続けた果ての今がある！久々に会った人との喋り方がわからなくなるのも割とそれに近しいものを感じる。

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・人との業務的なやり取りでの緩衝材として「笑」を用いる時の、何とも言えないむず痒さを克服することで僕らはまた一つ大人になれるらしいな　なりたくないですが笑

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・日記を書くのを辞めてからというもの、書かなかった期間に何を考えていたかが何もわからない。どうして日記を書くのをやめてしまったのかすらも思い出せない。更に深刻なのは書き方すらも忘れてしまっているということで、より正確に書くと日記を書いている時にだけ顔を出していた人格のようなものが薄れている！