春踵

今みたいな時期のことを、
春踵(はるきびす)と言うらしいです。
4月の末から梅雨の入りにかけての、
春の終わりの季節を春のかかとに喩えた二次熟語、とのことで、
古くは万葉集とかに書いてあるらしいです。
全部嘘です。

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度入りの眼鏡を掛けてみたら、
暈けていた遠くの光の輪郭がはっきりと見えて、
色の差や彩度も高まって、とっても綺麗だった。
散らかって見えた細やかな文字も全部読めるし。
眼鏡の有無での差が解るくらい目が悪くなった悲しさもあるけれど
味気無い日常の一片がこんなにきらびやかになるのは良いですね。
眼鏡買いたい!
けど絶対似合わねえ!

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年を重ねるにつれて
はっきりとしたことよりも、
曖昧さ、どっちつかず、中途半端みたいな
そういうものが好きになってきた。
どちらかに加担するのが嫌、みたいな話は
一番最初の記事でめちゃくちゃした気がするけど、
そんな感じで中間が一番落ち着く。
なので、19歳になるのが待ち遠しい。
19歳って、中途半端過ぎて良いよね。

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漫画やアニメでよくある、
浜辺に木の棒で書いた文字が波に拐われていくシーン、
ちゃんとそれっぽい手書きの字体の時はいいんだけど、
全然手書きっぽくない、めちゃくちゃしっかりした字体の時、
すげー面白くてなんも入ってこない。

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川谷絵音が絶賛!!と紹介される歌手があまりにも多すぎるので、逆に川谷絵音が全然気に入らなかった音楽を知りたい。

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うっせぇわの一番面白い所、2番のサビだとされがちだけど、実は「突然正しさと愚かさが何か見せつけてくるところ」なのかもしれない。

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渋谷、わけわかんねー連中がたくさんいるから、
基本どんな人間も許される。混沌の坩堝。
もはや妙な落ち着きを感じる。
あのごちゃつきは他では感じられないから良い。

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色という色が全く真反対な、ネガフィルムのような世界で生まれ育って、それが当たり前のものとして生きてきたとしたら、色に対する認識や綺麗という価値観も全く異なるものになるんでしょうかね。

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文章上の一人称問題。
私が「私」と「わたし」を使い分けているのは、
その文章を見た時に一番適してるノリに合わせているからで、
ちょっとテンションが固めの時は私、
自分について話していたり考えを晒している時はわたし、の方がなんか丁度いい。
めちゃくちゃ砕けた文、例えばTwitterとかは「俺/おれ」とかの方が伝わりやすい時もあるけど、
noteみたいな長文を書く時に俺、が適する文章ってなかなかない。
駄菓子レビューとかしたら合いそう。
おれが好きな駄菓子は「すっぱいレモンにご用心!」です。

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このnoteに言いたいことなんてなんにもなくて、
誰が見る、みたいな事に対してもなんの意識もせず
ただ考えていたこととか昔のことをぽろぽろと書き連ねているだけなんですけれど、
割と自分の思考の整理になって良い。
あと、単に暇潰しとしてめちゃくちゃ適している。
やることなくてぼうとするみたいなことが無くなって、少しでも頭が動いたらそれを書き記す、みたいなことが増えた。
断片的に集まった勢い任せのそれをひとつひとつ組み立てていくとなんとなく輪郭が見えてきて、
だんだんと、ひとつの軸に繋がっていくのはすげー面白い。

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自分の脳内に意識の高いOLを作り上げて、彼女に思考を代弁させながら文章を書くとすらすらと書ける、というような事をいくつか前のnoteで言った気がするけれど、
その欠点として自分がそんなに思ってない事までも書き起こされてしまう、というのがあって、
わりと最近のnoteはそれが目立っていたので、
一旦普通に書こ~、という流れがあっての今回でした。
と言っても、言うてそんなに変わらんな。

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自分より偏食な人間はいないだろうというある種の悪い自負を抱えながら生きてきたんですけど、
一人だけ、自分以上の偏食に出会ったことがある。

中学生の頃、不登校だったわたしは、そのせいでフリースクールみたいなところに通わされており週2,3くらいで適当な勉強とUNOをして帰る生活をしていた。
その場所は割と人も多く、知らん人も時々いるようなところだったので、一瞬だけ会った人、みたいなのがちらほらといた。

そうしていつも通りそこに顔を出してスマホをいじっていたら、
その日一日だけ来た人が、大偏食だという話で盛り上がっていた。

案の定、その話の流れで近くにいた私にも紹介をされて、
適当な挨拶を並べたらそのまま目が合ったポケモントレーナーみたいな感じで偏食バトルが始まり
お互いに食べれないものを並べていったんだけれど、

自分が食べられないものは大抵彼女も食べられないと言うし、
更に肉も魚も米も無理、と言うもんだから驚いた。

生まれて初めて偏食で負けた。
わたしはよく、なに食べて生きてるの?と言われるが、それを他人に思ったのは初めてだ。
完敗宣言。
上には上がいるんだな~と思った。
この場合下か?

そうして、大抵の味が不味く感じる私が
その分野で初めて敗北の味を知りました。
不味い!

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