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おじいちゃん

こんにちは!
ゆッちゃんwです🦉
昨日観ました?金曜ロードショー。
リメンバー・ミーをやってたんですよ。

僕30分過ぎてから見始めたんですさすがディズニー・ピクサー
ストーリーの展開がすごくってどうせハッピーエンドって思っててもどうしよう!?ねぇどうする!!?って焦るあせる
他に人が住んでるので泣きはしなかったですけど?
たびたび涙腺が引き締まってきましたね…

(ここから長くなるので飛ばしてください)
このリメンバーミー、なんといっても映像の作り込みがすごい。死後にみんなが行く死者の国って場所があるんですけど、そこの背景がとんでもなく細かいところまで書き込まれてて。華やか、なのにどこか仄暗いというか湿っぽいというか。生きてる人の場所ではないって背景だけでわかる映像。これで3Dじゃないんだからひっくり返りますね。あとキャラクターのモーションひとつひとつがすごく良くて、ガイコツは砕け散ったり、頭を回したり。コミカルな動きや、走る時の地面との衝撃、肉や皮膚がないからこそ出来る動きを違和感なく作っているのはさすが、オモチャの映像を作り続けてきただけある。逆に少年や生きている人は肌の質感や、水を被った時の髪や服のへばりつき方まですごくリアルで。そして動きもかなりしなやか。ギターを弾きながら踊るシーンや走って逃げるところなんかでかなり顕著に見られます。そして動きや表情にのっている"感情"これが本当にすごい。リアルとかそういう次元じゃなくて、感情が先にある動きというか。演技くさくなる原因の一つにセリフにあわせて動きを決めるからって言うのがあるんですけどそれがない。こう思っているからこの動きが出るしこう思っているからこのセリフになる2つは独立しているから片方だけでも成り立つし、合わさっても自然なまま。それがすごかった。モーションキャプチャだとしたら、俳優さんの力量がとんでもないですね
(ここまで飛ばして読んでください)

閑話休題

リメンバーミーって簡単に言うとミュージシャンを目指す主人公のミゲルが、大物ミュージシャンだったひいひいじいちゃんのギターを勝手に使ったら、死者の国から帰れなくなった。
帰るには先祖からの許しが必要だけど、先祖のみんなはミゲルがミュージシャンにならない事を条件に許しを与えるとか言うから逃げ出した。
そこで出会った陽気なガイコツのヘクターが祭壇に自分の写真を飾ってくれるなら、お前のひいひいじいちゃんに許しを貰えるように会わせてやるって言うから2人で協力してひいひいじいちゃんに会いに行くかって話から始まるんです。
なんで祭壇に写真を飾るかっていうと、飾ってもらわないとお盆に生者の国にいけないから。
そしてそのまま人に忘れられた死者は、死者の国で二度目の死を迎えてしまうから。

これ観ながら僕は、死に目に逢えなかったおじいちゃんの事を考えていました。
両親が共働きで一人っ子の僕はおじいちゃんと2人でいる時間が1番長い、所謂おじいちゃん子でした。

あれは忘れもしない2019年の2月12日
真夜中に僕が東京に向かう荷物の準備をしていた時。
お母さんからの電話。
「今ね、おじいちゃんが。息を引き取りました。」
嗚咽まじりの途切れ途切れの言葉。僕はつられて泣きました。
電話を切っても気持ちが収まらなくて、小学校からの親友に電話して、大泣きしながらなぐさめてもらいました。

その翌日。僕らは学生のお笑いの大会で、スティックパンを食べて失格になります。

危篤の報せは入ってました。でも、僕は好きな事を応援してくれていたおじいちゃんなら、待っててくれると勝手に信じて、東京で夢を追う事を選んだんです。
12日の昼に帰っていれば、死に目に立ち会えたかもしれないのに。
申し訳ないなと思ったけど泣いたらスッキリして、パリッと切り替えて大会に望んでました。ここが僕のすごいところ。
結果はどうあれ舞台はうまくいって、メンバーに後を託して僕はおじいちゃんの葬式に行きました。
葬式でも泣いたけど、すごく寂しいって気持ちはあまりしませんでした。
冷たい人間ですよね。へへへ。

でも、それから少し経った6月頃。スーパーのお惣菜売り場に行った時です。
サラダ巻きが売ってたんですよね。
あぁこれじいちゃんよく買ってきてくれてたのに似てるなぁって思って見てました。
そしたら涙が止まらなくなって。
スーパーのお惣菜売り場を右往左往しながら涙を拭いては流し、拭いては流し。
止まらないから、買い物はやめて家に帰りました。でも、頭の中にはじいちゃんとの思い出が駆け巡っていて。大声出して泣いてたら、上の階から床ドンッてされてました。ごめんね。

おじいちゃんが死んだ事、案外あっさり受け入れたなと思っていたけど
この時、受け止め切れてなかっただけかぁと気づきました。
ガキだから、忙しさにかまけて逃げてたんですよね、自分がじいちゃんじゃなくてお笑いを選んだ事。そして、もうじいちゃんとは話せないって事から。
選択に後悔は無いけど、未だに幾度も思い出します。
優しかったのに、ついぞ恩返しも出来ずに仇を返してしまったって。
会って、ただ一言大好きだよって言えてたならって。

だからって、お笑い好きな人やお笑いやってる人にお笑いより家族を大事にしたほうがいい、とかそんなダサい事は言いません。
まだ教訓を唱えられる年齢でもないし。

ただ僕が心に決めている事を言葉に残しておきます。
僕は好きな事をやっていると周りが見えなくなりがちだから、どんな時でも冷静に大切な人への感謝と愛で行動を決める事。
それから、居なくなってしまった人の事は写真を飾ってずっと忘れずに大切に思い続ける事。
昨日の映画を観て、それを更に強く思いました。
僕にとって思い続ける事は、自分の行動の責任を取ることでもあるので。それでじいちゃんが死者の国で元気に生きられるなら、より頑張んないとなって思いました。
おじいちゃん、脚の骨だけ燃やしたとは思えんくらい硬かったから、今頃おばあちゃんと走り回って遊んでるかな。

とりとめのない話になってすみません。
では、最後に僕の信条にしたがって感謝を述べますね
クラウドファンディング目標金額達成ありがとうございました!!!

今も目標を大きく超えて、ご支援を頂いてます。
達成はするつもりだったけど、こんなに早くとは。
僕らってすごい奴なのか??って錯覚してしまいそう。すごいのは支援して下さってる皆さんです。
ありがとうございます。本当に。

チケットは当日券よりこっちの方が安いので、もし観にきて頂ける方は是非ぜひです!
あと、遠方の方も動画視聴URLをお送り出来るのでお気軽に!
月曜日までクラウドファンディングは続いているので、ぜひぜひ!
ZAZAHOUSE いっぱいに僕らの笑いを詰め込んでお待ちしてます!

明日は松永くん🦉
いつも遅くてごめんなさい…

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