頭ではなく心で感じる

私はあるチームを応援している。

そのチームを応援するようになったのはある選手を好きになったのがきっかけ。

その選手を数年間ずっと追いかけ続けた。

しかしある年、その選手がチームを離れた。

私は選手もチームも同じくらい大好きだった。

どちらも応援したかった。

気持ちの整理がつかず、スタジアムから遠ざかった。

ある年そのチームが優勝した。

私は優勝した年片手で足りるほどしかスタジアムに行かなかった。

優勝が決まる試合をスタジアムで観戦した。

試合中から涙が溢れそうだった。

試合終了のホイッスルと共に自然と目から一筋の涙が流れた。

そのとき私はやはりこのチームが好きだったんだなと思った。

他には変えられない大切なものが目の前に広がっていた。

頭で考えても答えはでない。

心が求めるままにすればいい。

涙が全ての答えだった。

昔みたいに全力が難しいなら少し肩の力を抜いて気楽に応援すればいい、そう思った。

どうしようと頭で考える必要はない。

ただただ心で感じ心のままに。