②瑞楽園
📍青森県弘前市大字宮舘字宮舘沢26-2
瑞楽園について
瑞楽園は、昭和54年に国指定名勝に指定された庭園で、大石武学流の枯山水式庭園と木造かや葺の建物から成ります。
この土地で庄屋をつとめていた豪農・對馬家の庭園です。
2.いざ瑞楽園へ!
まず、入口ではサルスベリが歓迎してくれました。
玄関から入ると、管理人さんが出迎えてくださり、案内してくれました☺️
さっそく、奥の大広間に移動し、庭園を拝見♪
あ〜〜〜癒される〜〜〜。
静かで風が吹き抜けて気持ちいい〜〜〜。
ずっとここにいたい気持ちになる。
(日曜日にも関わらず、しばらく他の訪問者がいなかったので長居しました笑)
この庭園は、明治23春〜38年秋までの15年という長い年月をかけて、庭師である高山亭山が作りました。(亭山が手掛けたのは、現在の庭園の右半分。)
さらに、昭和3〜11年までの8年間をかけて、亭山の門下であった外崎亭陽が、現在の庭園の左半分を増築しました。
庭園の配置から、どの場所から見るために作られたか分かるそうな!
飛石の先に礼拝石があり、その先には遠山石から滝が流れる様子を模した枯山水がある。これが一直線に見える場所が、大広間の右端なんです!
私、勝手に大広間の真ん中から見るもんだと思ってましたが、庭園を作った当時は、今の右半分しか庭園がなかったんですもんね😅
さらにさらに、野夜燈(灯籠)に注目すると、すべての野夜燈がこちらを向いていることが分かります。これも、大広間の右端から見るように作られたのではないかと言われている理由の1つだそうです。
大広間には、亭山が書いた庭園の設計図があり、石のひとつひとつに小さく名前が書かれています。(設計図も、庭園の右半分だけですね。)
庭園の石は全て岩木山から採取したものと言われていて、夏に石を切り崩し、冬にここまで運んだそうです。当時の写真が、縁側に飾ってありました。
對馬家は庄屋ということもあり、村民に仕事を与えるために多くの人に庭石を運搬する仕事をお願いしました。
なおかつ、できるだけ雇用を生み出せるようにあえて長い年月をかけて庭園を作ったんですって。
は〜立派すぎる。
せっかくなので、主屋も見学させてもらいました♪
天気が良ければ、この窓から岩木山が見えるらしいです。この日はあいにくの曇りで見えず…。
訪問者が少ないのがもったいないですが、静かに見たいという気持ちもあり、葛藤ですね🤣
とにかく素晴らしい庭園、というか空間?空気感?で、また再訪したいと思いました!
浴衣で訪問しましたので、1枚パシャリ📷✨
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