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【2024年4月】

文章を捻り出す

よく文章を捻り出していた1ヶ月だったな、と思う。唯の日記だ。
歌会をやろうと言い出したのは自身で、エッセイを寄稿すると言ったのも自身で、やりたい!出したい!というより出さねば、やらねば、と言う謎のTODO感に責め立てられてのことだ。相手としてはもし出せたら…くらいの感じだったのになんだかしがみつくように出さねば、と思った。
最近すごくクリエイティブな友人が出来、かつなにか創作をすることに対してすごく楽しんでやっているのを見て単純に凄い、と思った。趣味は何かと書かれて短歌とかやります、と答えたのだが、短歌は趣味かと自分に問うと、甚だこそばゆい。いわゆる趣味にあたるのではあろうが、私自身は楽しんで短歌を創作したことはほぼない。いつも締め切りに責め立てられ、メモアプリにギリギリ残してある言葉たちをかき集めてかき集めて、短歌にしてみたりうまくいかなかったり、かと思えばまったく違うところから唐突に言葉がやってきて57577の型にハマってくれることもある。創作していると言うより捻り出し、なんとか組み立ている。だいたい難産である。
確固としてあるのは、「短歌をなんとか作れている自身がなんとなく胸を張れる」と言う部分で、自分を表現するための型として57577の形がハマっていると気がつけたのはうれしいことだなと思う。できているかは別として。

とはいえ、57577になる前のものは言葉の断片だったり、エピソードだったしてとても31文字には収まらず、日記のような、雑念のようなものがメモアプリに溜まっているので今回、寄稿することにした。長らく一個人の端末に眠っていたものが印刷されて人に読まれることは不思議なことだ。今回寄稿しようと思ったのも、もしかすると今年に入ってからこんなふうに散文をつらつら書いては公開するようになったからかもしれない、公開のハードルが下がっていてやや危ないな、と思う。

最近文章を褒めてもらうことが多いのだけれど、古くからのオタクの友人に、完全に喋り方はこの人、書き言葉はこの人の影響なんだよなあとこぼしたら、そこで成立してんだ、と言われた。意外にも漏れてはいないらしい。
アウトプットするものなぞインプットしたものでしか形成されないので、自身から出ていくものがインプットの積み重ねであるのは大変面白いなと思いつつ、今月もこうして駄文をひけらかしてみる。


今月の1枚

たぬき。

今月の1曲


イントロのギターがずっと頭の中で鳴ってた。ミセスは夏と青春の解像度が高すぎるってYouTubeのコメ欄で見たけどそうだなあと思う。

あと今月永遠に松岡茉優と伊藤沙莉のPodcast聞いてました。爆笑してた。1人で、家で。

この14回の2人の妄想部分が大好きすぎてほんとうにすき(語彙)

今月の短歌

言葉から人が創られるのならばこの身ガラガラ崩れ落ちてく

本マンガCDなどの貸し借りは次会うための理由、そうでしょ

あの頃のおもいで語る俳優はわたしと同じような気がして



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