【2024年5月】

ほんとに気が付いたら6月に入ってしまっていてビビっている。今年初めての遅刻。遅刻してもなんとか書く。書くのだ。

引っ越しして1年経った話

引っ越しして一年経った。
どこに、とは明言しないけれど、東京から、遠く、すごく不便なところに移住して、1年が経った。
ときどき人に言われてはたと気が付くのは、この場所に住むのには向いていない、ということだ。
良くも悪くもすごく自然に囲まれたこの場所は、苦手なものが多すぎる。ただでさえ、おそらく人間とも一緒に暮らせないかもしれないと思っている自分の部屋に、人ではないものが多々出る。虫とか。
職場にも出る。今日はハチがいて、何とか退治したし、じょうろの中にカエルがいてビビった夏もあったし、事務所の隙間から何故かカニがやってきて腰が引けた日もあったし、職場に出たカマキリを小学生に逃がしてもらった日もあった。
アウトドアも好まないし、海にも全然入りたいと思わない。眺めるのは好き。近所付き合いもほどほどでいい。

よくこの場所に来たね?といわれる。自分でもそう思う。なんで来たの?と言われたら、まあ、こっぱずかしいが夢をかなえるために、とか、転職して、などと答えている。
よくこの町にはこの町に来たくて来ている人が多い。でも自身は違う。今の職場で働きたいと思って、ここにいる。だからあまり住まいのことは気に、、、ならないと言ったら嘘になるが、動く理由には今のところなっていない。

職場内でも、学生時代からの友人からも、「まだ1年!?」といわれることが多い。馴染んでいるのか、どうなのか。
また今年度から新しい試みもしていて、2年目です、と紹介されたのだが、2年目か、という感じだった。

去年の最大の壁は駐車と運転だった。同僚に初心者マークをもらったのだが、3月に運転していたら風で飛んでしまって行方不明になってしまった。もうお前は2年目になるんだよと言われた気がして特段探していない。

今月の一枚

帰り道。こんな所に住んでいます。

今月の一曲

帰り道にすげー合うんだよな。去年を表す漢字一字を「離」にしたんだけど、
手を放す、軽くなる、満ちてゆく
っていうのが気持ちいいくらいわかる。

今月の短歌

「いいてんき」笑うお前がまぶしいと白状したのは翌日の夜

涙腺がつながってるから頼むから受付前に泣くのはやめろ

言葉しか人と人とが分かりあう手段はないとわかっているのに

初遅刻！すいません！！！！今月はがんばるんだ、、、！！！