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〜高齢者の接触嚥下障害について・地域、在宅高齢者の『食』に寄り添う〜

歯科医師の先生の「訪問で出会う認知症の人たち、その人生を支えるための食支援」と管理栄養士の先生の「在宅療養を支える食と栄養の支援」の講習会を受けた。

要介護状態になる前の段階でフレイル(虚弱)となるが、からだの前に栄養、その前に口腔に変化が現れる。身体が弱る前に口の段階で防ぐことが大切で、その人に合った対応が必要である。

そして、栄養に関してもタンパク質の重要性や逆に食の細い方のカロリーをいかに摂取できるように工夫するかが大切だった。成人期ではメタボ予防。老年期ではロコモ予防。しかし、共通して大切なのはタンパク質である。

しかし、食べられないからといって何も出来ない訳ではない。症例の中で脊髄小脳変性症の患者様で摂食・嚥下障害があり口から固形物が食べられない方が、嗅覚や視覚、味覚、食感で普通食を味わって噛んで吐き出す。実際に必要な栄養は別で摂取する。飲み込んではいないが、『食の楽しみ』や生きがいに繋がる。

危険だから。
リスクがあるから。
もちろんその通りだ。

しかし、患者様の尊厳が保たれ生きがいを持てる、そんな支援が出来るようになりたい。

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