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『弱さに一瞬で打ち勝つ無敵の言葉 超訳ベンジャミン・フランクリン』

『弱さに一瞬で打ち勝つ無敵の言葉 超訳ベンジャミン・フランクリン』
 
基本的に、本をつくるなら、できるだけ「日本で初めて」と言える部分を持った本をつくりたいと思っています。今回の本は「世界最古の名言集」を日本で初めて超訳した一冊です。ベンジャミン・フランクリンとは、100ドル札にその肖像画が描かれている「アメリカ建国の父」です。

今日はこの本の紹介と、それより何より、編訳をしていただいた青木仁志さんという人物の偉大さと感謝をここに書きたいと思います。


まずは少しだけ本の内容のご紹介

大航海時代が始まって200年、1700年代の話です。

アメリカもまだ開拓時代の頃、彼は22歳で印刷業を起こし、26歳の時に、世界最古となる「格言入りの日めくりカレンダー」を出版しました。この、古今東西から人生の大切な教訓をかき集めた『貧しいリチャードの暦』の出版はそれから25年もの間続き、貧しいアメリカ市民を豊かにしました。混沌の時代、まだまだ本を読む習慣すらなかった民衆に、数々の名言を通して、勤勉や美徳の価値を伝え続けたのです。そんな彼の言葉を日本で初めて超訳本として出版したものが本書となります。

編訳は、アチーブメント株式会社代表の青木仁志さんにお願いしました。

アチーブメントさんには創業の時から、取次との口座はどう開いたらいいのか、そもそも出版社の経営なんて今の時代成立するのか、たくさんのことを相談させていただいていました。(今も出版部門取締役の方にずっとお世話になっています。このいちばん上の言葉をくれた方です。http://wrl.co.jp/about/

その会社の社長である青木さんが、「ライツ社のために」と時間をとって執筆してくれたのです。
 
取材の間も、たくさんの心遣いをいただきました。

「経営は大丈夫?」「何か困ってることはない?」「お金は?」・・・急遽新幹線で東京に向かった際は「今日のチケット代は出すよ」と言っていただきました。

長女が生まれた時は「お祝いの品を送るよ」と言っていただり、そもそも出産の立ち会いのために僕が取材をキャンセルしてもあたたかく「それが今のあなたの仕事だよ」と声をかけてくださいました。

そして、最初の著作権料すら、「広告に使いなさい」とおっしゃってくださりました。それだけではなく、書籍を1000冊買い取ってくださり、ご自身の会社のパーティーで参加者の皆様にお配りしていただきました。
 
本当に、頭が上がらない方です。
 
なぜ、ここまで応援してくれるのか。ずっと不思議に思っていたのですが、先日アチーブメントさんの30周年パーティーにお伺いした際、少しその謎が解けました。

青木さんも32歳の時に起業され、社員5人で小さなマンションの一室から事業を始められたそうです。それから30年、死に物狂いで働いて、東京の大きな帝国ホテルでパーティーを開くまでになった。800名以上の方がお祝いに駆けつけてくれる企業になった。

きっと、もしかしたら、30年前のご自分の姿と、僕たちライツ社の姿を重ね合わせてくれたのかなぁと思っています。青木さんは取材のたびに言っておられました。「出版業というのは、人を導く事業です。人のためになる本をつくるのが私たちの役目です」。

言葉だけ聞くと、当たり前のことですし、当たり前にしなければいけない気持ちなのですが、経営をしながら本をつくると、それがいかに困難であることかわかります。書店に並んでいる本を見てもわかります。ですが、青木さんがいつも言ってくださっているこの言葉を裏切らない本をこれからもつくり続けていきたいと思います。


「あなた自身ほど、しばしばあなたを裏切ってきた者はいるか。」

「あなた自身ほど、しばしばあなたを裏切ってきた者はいるか。」この言葉は、ベンジャミン・フランクリンが残した数百の格言の中で、僕の心にもっとも響いた言葉です。そうなのです。いつだって、そうなのです。自分の弱さとの闘いほど難しく、しかし打ち勝つと得られる富ほど大きなものはない。そう思っています。

この本は弱さに打ち勝つための本です。最後に青木さんが「はじめに」に書いてくださった言葉を引用します。

習慣とは、人生に起こる様々な逆境や困難に対して、事後対応ではなく事前対応ができる唯一の策である。

人間は時々、自分の弱さに負けてしまいそうになることがあります。何歳になっても。そんな時、この本を読んでみてもらえると嬉しいです。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4909044078/



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