人生初のアリーナワンマンを目前に控えて

いよいよだ。
人生初のアリーナワンマンライブ。
この世に今何人のミュージシャンがいるかはわからない。
その中で何人が
「アリーナでライブをやってみたい」
と思ってるかはわからない。
別に大きい会場でやることに意味を感じない中で音楽活動をやってる人ももちろんいるだろう。
それと同時に、
「いつかは自分もアリーナでやるんだ」
と夢を見て、その夢が叶う前に道を変えた人もいるだろう。
そういう様々なグラデーションは一旦無視して、
いや無視じゃないな。
そういうのグラデーションの中の一つとして、
今週末、俺は自分のバンドで人生初のアリーナワンマンの舞台に立つ。

10代後半から20代前半にかけてはいつかそういう舞台に立ってやると思ってた。
しかも
「人気が出て、もうアリーナでやるしかない」
みたいな状態で。
そう思ってた。
ただ現実はそうじゃないってのが面白いんだかなんなんだかで。
多くは大きい会場でやれる算段がある程度ついてからやるんだろうけど、
フラチナリズムはそうじゃなかった。
ライブの告知さえしっかりすれば足を運んでくれる人たちの数の何十倍ものキャパの会場をまず押さえて、そこからあの手この手を使って集客をしてなんとか辿り着く。
そういうやり方をずっとしてきた。
ただ、別に自分たちのその『あの手この手』がすごかっただけじゃないんだよね。
そこに気持ち一つで応えてくれた人たちがいてくれて、それで成り立ってきた所は本当に大きい。
もちろん応えることで自分にも旨味があると思ってそうしてくれた人たちもいるだろうけど、それはそれでいいのだ。そういうもんだ。
そういうことが色々相まって、フラチナリズムは続いてきた。

『そんなフラチナリズム』が迎えるアリーナワンマン。
すごいね。
自分事なんだけど、他人事のようにも思えるんだよなぁ。
そりゃただ
『俺、やりますんで!』
だけで成立するなら多少「俺ってすごいっしょ?」感は出すんだろうけど、
そうじゃないからね。
なんか本当”合わせて一本”なのよ。
だから、すごいなぁと思う。
そしてその源泉は俺たちなのだから、それが形になっていくんだから、感謝しかない。
へり下り過ぎるのも良くないと思うし、そういう形で成ってることならではの問題も時に出てくるけど、感謝してることに嘘はない。ありがとうございます。

フラチナリズムを続けていく源泉は『ただ自分たちがやりたいだけ』なのは間違いないんだけど、続けたいだけじゃ続かないのが現実ってやつで、
特に、自分たちは背中を押してもらってここまで来てる所が大きいからね。

あなたの、俺たちのために割いてくれた時間・お金が、配ってくれた気持ちが、
ぜーーーーーーんぶ合わさって、
12/18にエスフォルタアリーナ八王子で一本を取るのです。
なんか綺麗事言ってるみたいだけど、本当そうなんだよきっと。
口先で見てくれだけを考えた綺麗事が好きじゃない俺が言うんだから間違いないです。

最っ高の一本、取りにいきましょう。




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