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ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集(魔法のザクロ)

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集(ピックアップ)
タルムードとは、古代ヘブライ語で「研究」「学習」を意味する言葉。あらゆる事柄についての色々な規範とそれに関する詳細の議論すべてを記してあるもの。読むきっかけになったのは、両社長のYouTubeチャンネルでよく取り上げられていたので(笑)
以下、なるほどと思ったものをピックアップし、うち一つのお話を簡単に紹介します。

第1章 お金を引き寄せるユダヤ哲学
魔法のザクロ「ノーペイン・ノーゲイン」犠牲なくして成功なし

仲良しの3人兄弟がそれぞれ成人に達したので、10年間各地で修業をすることにした。
旅立ちにあたって、10年間に自分が見つけたもっとも不思議なものを持って、再会することとなった。

一番上の兄は、ある旅人から世界の隅々まで見える不思議なガラスのコップを買った。このコップから世の中を見渡すと本当に世界の隅々まで見えるのである。

二番目の兄は、絨毯売りから、空飛ぶ絨毯を買った。この絨毯に乗れば、どこでも鳥より早く飛んでいくことができるのである。

一番下の弟は、不思議な森で、一本のザクロの木を見つけた。花はいっぱい付いているのに、実は一つしかなっていない。その実を取ろうと手を差し出すと、手のひらにポタっと落ちてきた。すると、咲いていた花の一つが急にザクロの実になった。
これは世界で最も不思議なものと思い、この木を持って帰ろうとすると、木は消えてしまったが。手の中のザクロの実は消えずに残っていた。不思議なものと確信し、ザクロの実を持って帰ることとした。

10年後に再開を誓った家に3人の兄弟は戻ってきて、それぞれが持ち帰ったものを見せ合った。

世界の隅々まで見渡せるガラスのコップで見ると、ある国のお姫様が重病でベッドに寝ている姿があった。傍らで助けを求める王様の嘆きを聞き、きょうだいは魔法の絨毯に乗ってお姫様のもとに駆け付け、ザクロの実を半分に割りお姫様に差し出した。すると、お姫様に精気が戻り、元気になった。

王様は感激し、3きょうだいの誰でもお姫様と結婚してよいと言いつけた。お姫様が割って入り、3人へ質問をした。


一番上の兄、二番目の兄へはそれぞれ、ガラスのコップ、絨毯が元のまま使えるかを確認した。どちらとも元のまま使えることが分かった。
一番下の弟にも、同じようにザクロの実は以前と違うか確認すると、実は半分しか残っていないことが分かった。
この状況から、大事なものを失った(犠牲にした)一番下の弟の結婚すると、お姫様は宣言したのである。

―ノーペイン・ノーゲイン(犠牲なくして成功なし)

失ったものの大きさに成功は比例するんですね。こういった物語形式で、子どもの頃から学ぶことができるのは大きいと思います。以下、これはと思ったものを箇条書きで・・・(笑)また、別途記事書きます。

ナポレオンとニシンの話
ソロモン王のウィズダム

第2章 タルムードの知恵をビジネスに活かす
キツネと葡萄畑
難破船と3人の乗客
あるラバイの最悪で最良の災難

第3章 すべてを捨てる覚悟が道を拓く
悪いのは誰
小魚と水
メロディーを買った青年


出典:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 石角 莞爾
          (集英社ビジネス書)

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