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ミスチル歌詞から紐解く アルバム全曲解説 18thオリジナルアルバム「REFLECTION」{Naked}⑥ [I Can Make It]

18thアルバムオリジナル「REFLECTION」{Naked}の6番目の曲です。歌詞全文を引用させていただきます。

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明け方 非現実的な夢をバスタブに浮かべてみる
身体は疲れてるのに目は冴える
やるべきことは沢山

「追いかけてるはずが追われてる」
ここんとこは そんな日々だ
「やれるとは」行ってみたけど確信はない
いやむしろ自信は揺らいでる

プレッシャーの前に引っ込めるアイデア
後悔だけを生んで
日の目を見ないままのこの願い
ため息に溶け 飛んでいけ

全編を通し暗いタッチで描かれた
モノクロの映画を観た
悲劇の主人公と自分重ねて
仲間が増えた気がした

いつか自分さえ知らない自分に
驚きを感じたい
日の目を見ないままこの誓い
I Can Make It,I can Make It

不可能を可能にするスキルを
泣く子も黙る自信と貫禄を
醜いアヒルが白鳥に変わる逆転劇起こせれば...

「ダメ」だと思った時なんて数知れず
でもまだ早いさ 諦めたくない 何もやっていやしない

締め切りを前に取り下げるアイデア
後悔ばかりが増える
日の目をみないままこの願い
ため息に溶け 飛んでいけ
そしていつか自分の存在を証明して
I Can Make It,Make it,Make It

いつかは非現実的な夢も
叶うと信じ
I Can Make It

<出典>I Can Make It/Mr.Chirdren 作詞:桜井和寿

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桜井さんの解説も引用します。

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「FIGHT CLUB」と同じく初詣に行く日に生まれた曲。この2曲はシンプルな構成のバンドサウンドでというイメージがありました。でもこっちはギターがすごく聴き応えがあると思います。3~4本重ねているので。

<出典>Sound&Recording

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ギターを重ねるという手法は音の厚みを増すために、使う手法のようです。20thアルバム「SOUNDTRACKS」のなかでも、敏腕グラミー賞プロデューサー、スティーブによって使用されていますが、一聴したところでは、気づかないようなアレンジをするのが腕の見せ所です。残響にも深みが増します。

「FIGHT CLUB」と同じ日に生まれたとさらりと言っていますが、2曲も一日にできるんかい??って素人は突っ込みたくなりますね。歌詞は1週間で10曲分書き上げた中の一つです。恐るべし制作能力。天才です。

「I can make it」の訳は「やりきれる」ってところでしょうね。自分に言い聞かせている歌詞と捉えるのが自然だと思います。初詣の時にできた曲ですので、桜井さんの年始の決心が込められた曲が降りてきて、それに歌詞をつけたのかもしれません。ロックテイストが強く、テンション上げたいときに重宝するいい曲です。

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