見出し画像

動機づけ面接のプロセス4 計画する

「福祉現場で役立つ動機づけ面接入門」No12

 おはようございます。今日は良い天気になりそう。

 花粉が飛びそう…。かつて、小学生くらいの頃、”体質改善”とい名の元に、毎週?打っていた注射はなんだったのだろう、と今更ながら若干不安になっている今日この頃です。現状、花粉の影響はかなり受けてる…。

 さて、動機づけ面接のプロセスの4つ目は、計画する、です。いうまでもないことですが、それまでの3つの段階があっての計画です。

まず、計画案を伝える

 チェンジトークが喚起され、変化の気運が高まったクライエントは、具体的な計画についてより多くのことを向こうから提案してくるかもしれないといいます。なんとなく想像つきます。支援者からは、”やる気満々”に映るでしょう。支援者の側には多くの選択肢があり、経験があり、事例も沢山知っているので、ノリノリなクライエントに適切な行動案を提案することができます。クライエントも了承するでしょう。

 問題はここからです。

計画を一緒に練り直す

 前のめりになりチェンジトークを語っていたクライエントは、多くの場合、次に来た時にはすっかりしぼんでしまい、「すみません、できませんでした」とか、「結局、行けませんでした」というように、それまでの状態を続けようとする維持トークメインに戻ってしまう。

 ここからが技の見せどころなのだと思います。

 ここで支援者は、出来なかったことを責めるのではなく、もう一度、それまでのプロセスをたどる。まずは、かかわって、変わりたい気持ちを焦点化し、更に引き出していく。さらに、これらのトークは、行ったり来たりしながら進んで行くといいます。ここで重視されるのが、OARS(オールズ)というスキルです。これは、開かれた質問、是認、聞き返し、要約、の4つからなるスキルです。

ピラミッド

 この図を復習すると、最上位に位置する戦略的スキルとなります。明日からは、このOARSについて見ていきましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?