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迎え入れるということ

今日は、日本古来の昔話から…

私の大変お世話になっているユング派の分析家が教えてくれました。

外から来たものをどう迎えるのか(歓待するのか)というモチーフは、日本古来の物語に多く存在する。

分かり易い所では、花咲か爺さん、とか。良い爺さんと悪い爺さんのあれ。

そのコアと言うべき物語が、「蘇民将来」の話。

合ってるか間違ってるかを議論するのは野暮だから、私の解釈として

「みすぼらしい格好をした神様が、恵みを求めてやってきた。まず、裕福な家へ(巨亘将来)。するとその裕福な人は、あっち行けとその神を手荒く追い返した。次に訪れた貧乏な家では(蘇民将来)、手厚くその神をもてなした。」

結果どうなったかは、もう、想像つきますよね…

外から来た異形のものをどうやって迎え入れるか、それは、はるか昔から私たちのテーマだった。人類は、かつてから天災や厄災に多く見舞われてきた。それは目に見えないからこそ、人は、何かの形を重ねて、その見えないものをどうにか見ようとし、扱い方を考えてきた。

多くの場合で、迎え入れるパターン(歓待する)を推奨する結果になっている所が面白い。

この新型コロナ渦はどうか。祓ったのか歓待したのか。

現代、アイヌの方たちは、今回の事態を踏まえ、儀式を行った。その様子を伝える映像を共有します。考えさせられます。

https://youtu.be/jjsbJC-Nkxo

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