no.05-02
AM8:07 火曜日 〖ある企業の会長宅〗
「今度は、どんな子がくるのかな?」
「私の会社の…」
「おータマか!どのように躾ようか?」
会長の胸には、ダルマの女が乳首に吹付いて不安げに会長の顔を見ている。
「今度の、美少女薬使わないで落としたからな~早くワシにもやらせろ!」
「会長はまだ居るじゃないですか、もう少し、独占させて下さいよ。あーお疲れ~こないだ手加減したけど!」
「大丈夫ッス!また来るって?追い込ませて下さいよ~」
東京湾に沈んでるハズのあの2人組…
4人でグルなのだ。あの子にばらして、悲しみに暮れる時の4Pが楽しみだ。
Am10:00 水曜日 〖ブティック〗
開店最初の客が私達とは、気の毒に…
「いらしゃい~まあいい男とまあまあいい男プレゼント?どちらか着るのかしら?」
ケラケラ笑ってる。下らないジョークに笑わずに、ババア
に正体する。
「私、えーと…か」
「んっん~」
マナブが咳払い…解ってますよ…すーっと消えるマナブ。
「私の彼女探してます。コイツです。ココ来てるはず。教えて下さい。あなたの仲間のためにも。危ないんです。あなたの仲間下手すると殺されます!私より力が強い。私はタマに人殺しさせたくないんです。」
ポカーンと、14秒気を取り直して
「何のお話ですか?そのようなお話でしたら、お帰り下さい。」
近くの花瓶を、握り砕く。手から血が…
「コノ握力より強いんですよ…」
落ち着いた暗くよどんだ目になる。この目に平和ボケのこの国に住む人はビビらない人は居ない。
「教えてくれねーか ババア」
「けけ警察呼びますよ…」
「あー居ます。私刑事!呼ばなくても。私コイツの付き添い。素手じゃかなわないから、こーやって言葉で止めようかと。はい私の手帳~本物でしょう?」
「マナブさん、目つぶって下さい。耳栓も…」
「こらこら、熱くなるな。落ち着けソレより、コレなーんだ!」
試着室の壁の隙間に、スイッチ…カパッと開く床。少し下に、網が張られてる。動揺する女店主。
「そ 倉庫の近道よ…」
「下らねー言い訳だな…」
じーっと目を見る、右手を頭から顔を撫で、腕 手へと、血だらけの手だから、女の顔と手は真っ赤。ぶるっている左手をグーの形にして、その上からきつめににぎる。床から臭いが…
「くせーなババア ワカッタヨ。しゃべんな!声出すな。いいか!」
べきって音がして、トキの右手が握られている。
「ギャー痛い痛い。助けて」
「声出すな!しゃべんなっていったよな~」
蹴りが女の後頭部に当たる寸前に、
…「ヤメヤメ、ホラコレお前の靴下。中に落ちてた。こんなのタマぐらいだろ。此処にいたんだ。」
プチ ICレコダーを入れる。
「事件にする。覚悟しろよ~ここ隅から隅まで鑑識入れる。帳簿も、交友関係も、トイレの水垢まで調べてやる。喋らなくてもいいぞ直ぐわかる!」
ぺたんと、自分の尿溜まりの上に座り込み笑ってる。
「そーよ、タマは月曜日だったなぁ…彼女の会社の社長と筆頭株主が女を飼ってて、飽きると売るの。」
ICレコダー一旦停止
「どーした?何処に挟んだのかな~この手。俺の好みの答えじゃないとここからいなくなるよ…トキと2人っきり……ん~賢明だね!チョット待って。」
ICレコダーON
「どうしたのかな?何処に挟んだのかな?」
「さっき、扉に…」
「…気をつけてよ~そそっかしいねー」
PM1:04 水曜日 〖ブティック〗
「面白いもん見つけましたね。人身売買、拉致、誘拐」
「って、誰に断ってきた?不自由な脚して、」
鑑識に、捜査員山盛りの中にヒョコヒョコついて来た。
「だって、デスクワークつまんない!」
マナブは、右手を上下に振って大声で
「じゃんけん グー!!」
ついジャンケン してしまうイツキ。ついでにマナブに大声で言われたグーを出してしまう。マナブはパーだ。
「報告書よろしく!これ聞いて。トキ出さないように書けよ~」
「マナブさん書いて下さいよ~人の見たもので、書くなんて、僕は小説家じゃない!」
「ヤなの~俺より最終学歴上だろ!得意だろ?上司命令!」
ところで、トキは……
PM1:08 月曜日 〖タマ拉致された?〗
「ファーよく寝た…ココ何処?」
えーと…あのババア。何か盛ったなー
コツコツ
靴の音が近づく。ガタイの良い初老のじいさんだ。隣に社長…
「私呼び出すのに、ずいぶん金かけたな社長!しかも、服ひんむいて縛りやがって、良い趣味してんなー痕残るだろうがよ~あーん!」
「君は、まず言葉使いからだな。地下に連れていけ」
チンピラ風の2人が近づく。ブチブチとキレるザイール。
「んな アホな、キレるか普通~」
「さー綺麗にタタンであげよう!」
5分後、スッポンポンの4人。互い違いに固定されている…つまり、お互いの目の前は、誰かの股間…ウエーウエーしてる。
「あっ!ソーダ、ここでトキ来るの待ってよ!絶対探しにくる!…と思う。しばらく居るぞ!屋敷探検だ~」
「早く帰れ!警察に連絡しろよ~やだ!男の性器!」
PM1:17 水曜日 〖屋敷〗
片手にセブンのおでん。てくてくと、門からもう5分歩いてる。趣味悪い屋敷だ。また黒服の山が。おとなしくしてろよ~俺の出番無いじゃん。やっつけて、救い出す!ベタなアメリカの娯楽アクション映画のようにしたかったのにな~
「お邪魔しアース!タマー何処?」
「アホ!遅いわ!黒服取っておこうと思ったのに…何で直ぐ探さなかった?」
「コレ、昆布と卵とはんぺん山盛り。呼んで良いね!警察。」
「誤魔化すな!」
「タマも大人だし、…ねえ~一日二日はねえ」
しどろもどろ。
「で、居なくての感想は?」
「嫌だった。誰にも奪われたくない。SEXはちょっと…一緒に克服して下さい。私は、誰よりもタマを好きな人になりたい」
胸の中にタマ。あー泣かないで、どうしたら…
「馬鹿!人は嬉しくても泣ける動物だ!」
「お待たせしました」
「ココのこと?それとも4年半の事?」
「両方」
いつもより、長いキス。
PM3:33 水曜日 〖屋敷in警察〗
そう、誰も死んでない。ちょっと覚悟してたけど。
どっちの趣味?この男どもの積み方。黒服92Fもってたし、地下の部屋。もう、普通の暮らしが出来ない改造された女達。使い切れない金掴むと、こうなるのかね~
また、ヒョコヒョコと…
「イツキ!ジャンケン…グー!」
「二度も、引っ掛かりませんって負けてるよ!」
「何かな!御手洗君。私だって同じ事はしないよ。さー書け!報告書!2人の名前出さずにな!そもそも俺の許し無しに現場着やがって!直んねーぞ!アホが、机で報告書悩んでろ!」
涙目のイツキ。
「青い空なんて、白い雲なんて…だ一嫌いだぁー」
「でも…何もしてないのに、俺らの成績上がってるから、感謝しないとな!」
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