その38🔰添乗員一年生日記🔰
12月某日
伊丹から松山空港✈️
6:55スタンバイ
AIRの団体予約券を搭乗券に引き換える。
気の早いお客様
私とほぼ同時に到着。
搭乗口は遠いので、余裕を持って再集合してもらう。
今回は奇跡の清流 仁淀ブルーをあるく というツアーなので
珍しくマイクロバスの移動。
トランクないからお客様はデイパックやボストン推奨。
悩んだけど、自分だけ荷物スーツケースひんしゅくかなぁ、、、。
でも重たすぎるのよね、、、。
バタバタしている私のこと、お客様大変やなぁ、っていわはるけど、
添乗員で一番大変なん、私にとっては、重たい荷物持ってウロウロすることやわ。
小型プロペラ機で一路松山へ。
ドライバーさんお出迎え。
トイレ休憩をはさみ、秋葉の宿にてご昼食。
そのあと、安居渓谷へ。
現地ガイドさんの案内で2時間の散策。
健脚でない方でも十分行けるくらいのハイキング初級コース。
雨不足のため、背竜の滝の水量が残念な感じやったけど、水質は限りなく透明に近いブルーで、深いところは青みが濃く、美しいものを見た、という気分を味わうには十分の秘境。
前々回のツアーで、病院行きのけが人でたっていうてたから、まぁまぁうるさいぐらいに、お足元にご注意下さい連呼。
その甲斐あってみなさまご無事にお戻りになる。
そのあと、名越屋沈下橋というところに見学。
川の水量によっては、橋が沈んでしまうという、珍しい橋。
柵がないので、車が来るとまぁまぁ怖かった。
早々に引き上げて、明日のガイドさんのお店だというお土産物屋さんでお客様、芋けんぴ、草餅などの購入。
そして高知市内に行き、本日のお宿、ドーミーイン高知へ。
自由夕食のため、お客様は
近くのひろめ市場や、商店街の居酒屋さんへお出かけ。
私は、先にお風呂済ませて雰囲気だけ味わいにひろめ市場へ。
日曜日ということもあり、すごい賑わい。
1人でいろんな物食べると高くつくので、今日はドライバーさんみたいに、部屋飲みにする。
カツオのたたき、牡蠣ご飯などをテイクアウト。
ドラマ2つ目で案の定寝落ち。
添乗2日目
正確な体内時計のおかげで、アラームなしで4時前起床。
京都のホテルの朝ごはんのダダ混みとは打って変わり、7時前にずらしていくと、行列もなくゆったり。
そして、クルミと牛蒡のサラダ、トマトとモツァレラのサラダ、手作りプリンなど、私の好みの朝ごはんが目白押し。
全く期待してなかったので、ほんま朝から幸せな気分に。
遅刻のお客様もなく、いざ出発。
緊急トイレもないし、私が旗忘れたけど、なんの問題もなくツアー進んでると思いきや、
いつも出発前にお忘れ物ございませんか?スリッパのお客様いらっしゃいませんか?金庫に貴重品入れっぱなしの方、いらっしゃいませんか?っていうてたのに、今日、言い忘れる。
そんな時に限っておるねんなぁ、、、、。
出発して40分くらい経った時、
添乗員さん!と焦った声で呼ばれる。
トイレか?!と思ったら、
金庫に財布忘れたと。
私みたいな人やっぱりおるんやなぁ。
幸い3名様で、ご主人は財布お持ちだったので、ご本人とホテル側の了解を得て、現金書留と財布本体に分けて着払いで郵送依頼。
なんか責任感じる。
トイレとケガのことは、しつこいくらいアナするんやけど、忘れ物女王の私、忘れ物のアナ、やっぱり忘れがち。
今後に活かすこと!
気持ち切り替えて、中津渓谷で七福神めぐり。
これがまた意外と好評で、みなさまお楽しみいただけた。
ハイキング初級の割にはアップダウンあったけど、往復1.4キロをガイドの案内込みで2時間やから、比較的ゆったり。
80歳のお客様
最年長やったけど、難なくこなす。
そして道の駅で自由昼食。
あんまりお腹減ってなかったので、パン工房のベーコンエピとなると金時塩パンで済ます。
そのあと重要文化財の臥龍山荘へ。
Pから、山荘入り口まで10分弱もかかり、ハードル高かったけど、なんとかご案内。
ザ、日本のお屋敷。
お庭もものすごく手入れ行き届いていて、美しいかった。
日本の私が知らんのに、海外の方が遠くはるばるやってくるんだよね。すごいことだよな。
そして、最終立ち寄り先は、千と千尋の神隠しのモデルにもなった、日本一美しい無人駅、下灘駅で写真撮影。
ここも、バス降りて10分弱移動。幸いトラピックスの団体、向こうから歩いてきたので、迷わずに済んだ。
夕日の方向がすこーし思ってたんと違うけど、絵になる風景でした。
お客様も大満足。
そして松山空港へ。
松山空港で搭乗券渡したら、1時間後に搭乗口にて、再集合。
その間に精算。
完了させたかったけど、今回支払い多くて、作業間に合わず。
ギリギリで保安検査場通過。
わかりやすく、はっきり時間と場所言えば、ちゃんと皆さま集まってくれるんだとようやく学習。
松山→伊丹間は実質空に浮かん出るのは
45分間ぐらい。
ほんまあっという間って感じ。
お財布忘れのお客様も、恨まれるどころか、しきりに謝られて、お世話になりましたとご挨拶。
飛行機で隣り合わせたお一人のお客様。
高知の大学行ってそのまま就職して結婚された息子さんたちと自由夕食楽しまれたんだって。
そして1人旅いいよーと。
うん。知ってる。
私も宿泊1人旅行ってみたいな。
とりあえず、
今度の日帰り添乗の日、三宮で泊まって
中華街ランチして帰ろー
松山発は、すっごい遠いところに降ろされ、バスでターミナルまで移動。
エスカレーター上がったらすぐ出口の荷物受け取り場やったけど。
割とすぐリムジン乗れた。
体力は消耗したけど、意外と楽しかったなぁ。
今回も新米とバレずに
添乗終えた。
失敗は学びにして行こう!
やれやれ。
でもいい旅でした。
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