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東京大地震のリスク

こんばんは。今日もお疲れ様です。

本日こちらを投稿すると、前回49日でストップしてしまった連続投稿の記録を抜いて、50日連続投稿となります。
読み返すと駄文と感じる部分も多々あり、恐縮ですが、さらに改良を重ねていく所存です。

3日前の8月12日に、富士山噴火のリスクについてお話しさせて頂きました。

ガラス片と同等の硬度をもつ火山灰が1cm降り積もると、タイヤに次々に突き刺さってしまい、車両は通行不能になります。
運転中で、目的地に辿り着く前に灰の降下が始まってしまったら、道路を掃き清めながら進んで行くしかありません。←いや、無理ですが。
外出するときは、夏でも帽子とマスクとコートを着用し、家に入る前にすべてはたいて、灰が室内に入らないようにしなければなりません。
灰が配管の上に貯まり、下水道が詰まってしまいます。
降灰量がさらに増えたら、被害はより甚大になります。

富士山が噴火する場合は、事前に予兆がいろいろ観測できるようになっていますので、1か月前位から判ります。
なので最悪、個人レベルの対策はそれからでも間に合います。

富士山噴火リスクより、もっと深刻な影響が出るのが、首都圏直下型大地震です。
こちらは、現在の科学技術では正確な予測はできません。

京都大学大学院の鎌田浩毅教授(地球科学)によれば、首都圏直下型大地震は、「いつ(今)起こっても不思議ではない」そうです。

1000年に一度の東日本大震災が起きて、プレートのあちこちに歪みが生じ、それを解消しようとする地震が頻発しています。震災前に比べて内陸地震は約3倍に増えている。
同じような地殻変動は1100年前の平安時代にも訪れていて、869年に東日本大震災と同じ三陸沖を震源域とする巨大地震(貞観地震)が発生し、その9年後の878年にマグニチュード7.4の相模・武蔵地震という首都直下地震が起きました。さらに9年後には南海トラフを震源とする巨大地震(仁和地震)が発生しています。
室井:もし同じパターンが繰り返されるとすると、東日本大震災の9年後に首都直下地震が起こったら…2020年、今年なんですね!
鎌田…それに9を足すと2029年。ぼくが言った「2035年±5年」ともだいたい合うでしょ。1000年単位で起こる巨大地震と100年単位で起こる大地震。2つの時間軸がオーバーラップしているのが、今なんです。東日本大震災による歪みが東京周辺に集中して首都直下地震を起こし、南海トラフ巨大地震で打ち止めということになるかもしれない。

いやいや、それ、東京オリンピック招致する前に言わないとダメでしょ。
(あ、鎌田教授は元々主張されてたのかも知れませんが)

私、正直、コロナ禍に対する有効な特効薬とワクチンが開発され、かつ大量生産され、十分な数が国民と海外からの競技者・参加者全員に接種可能になったらオリンピックを開催しても大丈夫ではないかと思っておりましたが、直下型地震も発生して幸いその被害が最小に抑えられない限り無理だと云う結論に至りました。

そして、読むと憂鬱になりますが、直下型地震が発生すると、被害額は以下の通りと予想されます。

これまでに震度7を記録した地震が発生したことのない東京の被害想定は、死者2万3000人、負傷者数12万3000人、避難者数720万人、経済損失は95兆円にものぼると考えられている。しかし、その被害は正しい知識を持ち、震災への備えを整えておくことで軽減させることが可能だ。
想定される死者のうち、約半数の1万6000人は火災による犠牲者だという。
東京大学生産技術研究所教授の加藤孝明さんが話す。「住宅が密集している地域は運命共同体です。1軒から火が出て、そのまま放置すれば一帯に広がります。大事なのは『初期消火』。自宅や近所で出火したら、天井に火が回るまでは自力での消火を試みてほしい。そのために、どの家庭も消火器くらいは準備しておくべきです」
「避難所」と「避難場所」の違いも知っておくべきだ。震災後、火災などが落ち着いた後に避難生活を送る場所が「避難所」であり、小中学校などの施設が指定されていることが多い。だが、地震が発生した直後に駆け込むには危険な場所もある。
「火災が広がっている最中に小中学校などの施設へ避難すると、火に囲まれ、『輻射熱』で死んでしまう可能性がある。緊急時の避難は、開けた公園など『避難場所』として指定されているオープンスペースを目指してください」(加藤さん)
 火災が同時多発的に起こり、最寄りの避難場所までの逃げ道が閉ざされる恐れがある。また、震災は必ずしも自宅で遭遇するとは限らない。通勤先で被災する可能性も考慮し、ハザードマップで複数箇所の避難場所を前もって調べておくことが大切だ。

現在の通勤先は、祖父母の実家が昔あり、父もその庭に家を建てて住んでいたところから徒歩10分のところですので、避難場所はそれこそ目をつぶっても辿り着けます。

これまで勤務先から自宅までは、3回歩いて帰ったことがあります。
1度目は東日本大震災の当日。
その頃は勤務先は永田町でしたので、38.3kmの道程でしたが、幸い京王線が復旧したので、20km歩いただけで済みました。

その後、3.11に現在の勤務先から徒歩で32.5kmの道程を、7時間かけて歩いて帰ったことが2度あります。

日常的に備蓄しておくべき品物の例はこちらです。

ウチはマンションなので、消火器は、7軒に3台の割合で設置されてます。
普段意識してませんが、隣室との間に1台、その手前に火災報知器もあります。
設置場所を確認しておくことが、いざという時に役立ちます。

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関東大震災の時のようにタイミング悪く、各家庭で食事の支度中でガスを使ってる最中だと、これでも足りないかも知れません。

また、女性の老人の方の一人住まいのお宅とかは、ご自身で対応は難しいかも知れません。

コロナ禍の影響で、ほぼ自宅におりますけど、ポチっとしちゃいますかね....。

そして消火器は、いざという時ちゃんと使えるかどうかが大事です。
以前住んでたマンションでは、地元の消防署にお願いして、消火器の使い方講習を実施していました。

「火事だー!火を消せ~!!」としっかり叫んで、疑似消火剤の出る本物と同じ重さの消火器をしっかり持ち、実際はそこまで忠実に状況を作れませんでしたが、炎ではなく火元と想定される箇所に液剤を噴射させました。

一生に一度でも大丈夫なので、一回経験しておくことをお勧めします。
慌ててしまい、消火器をその設置してある場所から噴射を始めてしまい、火元に持ってきたときには液剤がなくなってしまった、という失敗をしないようにしないといけません。

そのチャンスがない方は、とりあえず動画でも見て参考にしてください。

YouTubeに山ほどアップされてます。

備えあれば憂いなし、は至言です。

身の回りから、火災を出さないことが自分と家族の生存の確率を高め、避難生活の労苦の回避につながります。

コロナ禍で、半年生き延びてきたのですから、首都直下型地震でも生き延びましょう。

では、また明日。

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