結局、安倍晋三前総理大臣が成し遂げたこと

こんばんは。今日もお疲れ様です。

「桜を見る会」前夜祭は、結局「秘書がやった」ことにされて、罰金100万円速攻で納付されて、事件としては終息してしまいそうな感じです。
が、わが国の政治倫理は、もう根本から揺さぶられまくってしまいました。

ここで、百歩どころか万歩譲って考えてみると、安倍晋三さん(以下、衆議院議員を複数名挙げますが、すべてさん付けで統一させて頂きます。)は、
そもそも自分の秘書が言ってることが正しいかどうかの判断を下せない人、
ご自分の政治資金収支報告書に問題があるかどうか把握できない人なのではないかと思います。

中等教育、高等教育、大学と、いずれも授業を真面目に受けてなかった節がありますから、それが安倍晋三さんの実態に近いのかも知れません。

おまけに、916万円、政治資金収支報告書に載せてないお金でホテルに
秘書が勝手に補填していた、ということは、少なくともその金額分、裏金が別にあって、その運用も秘書に任されていたっていうことになります。

サラリーマンでも、そんな大金を会社のお金から自由に動かせる人って、
わが国ではそうそう居ませんよね。

いやもとい、任されていたというか、任されていた裏金の総額が一体いくらだったのか、1千万円どころか、もっとあったんじゃないか、については
野党議員すら追及してないですね。

検察が、安倍晋三さんの地元事務所の金庫とか銀行口座の残高を、
家宅捜査しない限り明らかにはならないでしょう。

それも、実現しそうにない感じです。


いずれにせよ、そんな安倍晋三さんに、日本の憲政史上最も長く総理大臣を任せてしまった我々同時代人は皆、後世の日本人から、後ろ指を刺されて
しまうことになってしまうことでしょう。


我々自身の汚名挽回のために、ここまで無茶苦茶にされてしまった日本の
政治倫理をどうやって立て直すか、私も微力ながら全力で考えて参りたいと存じますが、でも安倍晋三さんのことを、もう少し深く理解してみることとしましょう。


ここでは、安倍晋三さんの地盤について見てみましょう。

北海道、猿払の天馬さんという方が作成された山口県の選挙区図が、Wikipediaにアップされています。

800px-衆議院小選挙区_山口県4.svg

安倍晋三さんの選挙区は、この図の一番左、山口県第4区です。

下関市と長門市が含まれます。

Wikipediaによりますと、1994年に旧山口1区が分割される前の1993年の
衆議院選挙で初当選して以来、4区は安倍晋三さんがずっと、通算9期、27年も連続して選出されています。

ちなみに、隣の3区は河村健夫さん、その隣の1区は副総裁だった高村正彦さんから地盤を受け継いだ高村正大さん、その隣の2区は安倍晋三さんの実弟の岸信夫さんの地盤です。

世界的にも有名な、ユニクロを傘下にもつファーストリテイリングの
本社は、山口県山口市佐山 10717‐1にありますから、上記選挙区で云うと
山口1区になります。

そして、米軍岩国キャンプがあるのは、山口2区です。

片や、安倍晋三さんの山口4区を構成する下関市や長門市に、巨大企業の
本社とか、国家の重要施設とか、世界から学識経験者が集まる研究機関とか、何かありましたっけ?

つまり、何が言いたいかといいますと、安倍晋三さんって、そもそも地元に貢献してるんでしたっけ?という素朴な疑問が湧いてくるのです。

東京から企業を誘致してきて、本社機能を置かせて、莫大な雇用を創出するとか。

大坂や京都や東京に出て行かなくても、日本有数の教育が受けられるとか。

安倍晋三さんのおかげで、わが国の新型コロナウィルス対策は後手後手
です。

片や、安倍晋三さんの地元も、これはちゃんと調べてみないといけませんが、他の地域よりも住民が幸せになってるとか、あまりなさそうです。

桜を見る会に、毎年毎年住民のほんの一部が連れて来てもらえて、東京
見物ができました、って、それで下関市や長門市の方々が皆満足できているのでしょうか。

そんなことが、ある訳ないですね。

過去27年間、安倍晋三さんしか自分達の代表として選択できなかった、
下関市22万人と長門市3万人弱、合計25万人の有権者の方々に、心からの
同情を禁じえません。

なお、その有権者25万人のうち、安倍晋三さんに投票しているのは10万人
ですから、ちゃんとした対立候補が擁立できれば、安倍晋三さんだって落選する可能性はあるのです。


さて、蛇足になりますが、こんな重要な事件について、朝日新聞が
相変わらず出鱈目な酷い記事を書いてます。

「裏切られた」「議員辞職だ」 安倍氏、地元も厳しい声
「桜を見る会」前日の夕食会をめぐり、公設第1秘書が立件された安倍晋三前首相が25日、国会で説明に立った。「深く反省」「責任の重さを痛感」としながら議員辞職は否定し、説明も繰り返しが目立った。地元・山口でも厳しい受け止めが広がった。
 2017年の「桜を見る会」と夕食会に参加した下関市の70代女性は、安倍氏の釈明を素直に受け止めた。「反省すべきはしてもっと頑張ってほしい」。安倍氏に近い60代の後援会関係者も「本当に知らなかったと思うし、不起訴とした検察の判断がすべて。事務所で行き違いがあり、ずるずると続いたのでは」とかばった。

ここまでは、厳しい声ではなく、支援者の意見ですね。

だが、安倍氏の説明に納得が広がったとは言いがたい。「(安倍氏が)補塡(ほてん)したお金の出入りにノータッチだったなんてあり得ない」。地元議員の一人は「秘書や事務所に委ねていた」とする安倍氏の説明に疑問を投げかけた。「事務所のお金の出入りに明細を付けて説明責任を果たしてもらわないと、国民の不信は取り除かれない」とさらなる説明を求めた。
 長門市の心理カウンセラーの60代男性は、国会質疑の様子をテレビで見た。事実と異なる答弁を繰り返したことへの謝罪の場だったが、「のらりくらりと答弁していた印象。国民の疑問に十分答えたとは言えない」と苦言。安倍氏側の費用負担をめぐり、安倍氏は「利益を供与して票を集めようなんてつゆほども考えていない」と強く否定したが、男性は「今回の事件は利益供与に当たる疑いがある。違うならば安倍氏が証明してほしい」と求めた。
「結果として事実と違う答弁をした」と陳謝した安倍氏を見た山口市のタクシー運転手の男性(72)は、「知らなかったわけがない。しらじらしくて国民をばかにしている」と批判。「秘書に任せていた」と繰り返す安倍氏には「ひきょうな逃げ口上だ。本人が自覚するまで、国会議員にはもっと追及してほしい」と訴えた。
 安倍氏の責任の取り方にも批判が向けられた。「裏切られた」と話す下関市内の70代男性は「議員辞職に値する。これで終わりにせず、真相を究明すべきだ」。山口市内でパン屋を営む女性(36)は、議員辞職を重ねて否定した安倍氏にこう迫った。「一般的な感覚として、やはりリーダーが責任を取って辞めないといけないんじゃないか」(貞松慎二郎、林国広、高橋豪)

「地元も厳しい声」というタイトルがつけてあって、長門市の60歳男性、
次に山口市のタクシー運転手、その次に下関市の72歳男性、最後に山口市内のパン屋の女性のネガティブ意見が掲載されていますが、安倍晋三さんの
選挙区山口4区は上記の通り下関市と長門市だけで、山口市は選挙区では
ありません。

相変わらず朝日新聞の出鱈目ぶりが酷いです。
おそらく、下関市と長門市を回って、十分なネガティブ意見が取れなかったので、帰りに山口市に立ち寄って、かき集めてきたのでしょう。

なので、「地元議員の一人は」というくだりもありますが、山口4区では
ない可能性もあります。

もう、朝日新聞、この日本の政治倫理が無茶苦茶になっているのを立て
直せるかどうかの大切な瀬戸際に邪魔なだけですから、少し休刊とかしてて欲しいものです。


では、また。






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