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何清漣★永久政権目指し共和党を蹴散らす民主党 2021-03-06


 米国共和党に真の危機が訪れています。ホワイトハウスを失った後、ミッチ・マコーネル(米共和党上院院内総務)らは、まだ議会で戦えると踏んでいたようですが、1月20日以後、バイデン大統領は60の大統領令(増加中です)を発令し、ほとんど国会の同意のないまま、全面的に米国を改造しつつあります。

 連邦の国庫予算は納税者が納めたお金ですから、まず国民全体の利益を考慮しなければなりません。しかし、今や三権を手に収めた民主党は、公然と自党の利益を満たそうとしています。

 上院共和党のリーダーであるマコーネルは、共和党議員がバイデン就任後、ホワイトハウスに赴いて、新型コロナウイルスに関する超党派の協力を続ける話をしようとしましたが、民主党側に拒絶されたと話しました。

 民主党が単独で起草した救済法案の要点は、

 1;民主党が法案の中に新型コロナウイルスとは全く関係のないプログラムを含めることを決めました。1.9兆ドルの膨大な予算のうち新型コロナウイルスの核心となる医療に使われる予算は、わずか1%にもみたず(約1710億ドル)、3500億ドルが長期的に赤字状態の民主党が握る州政府と地方政府に流れました。これは疫病対策費の何倍もの金額です。

 2;オバマケア補助金の大規模な拡大。これによって豊かな人は不釣り合いに大きな恩恵を受けることになります。

 3;3.シリコンバレー(ナンシー・ペロシ下院議長の地盤)の地下鉄資金提供、ニューヨークからカナダへの橋のグレードアップ(チャック・シューマー民主党上院議員の地盤)、家族計画(つまり中絶)への資金提供。

4;法案にはまた、連邦政府職員に子供たちのための贅沢なホームスクーリング給付金が含まれています。これには15週間の有給休暇付きの一人当たり2万ドルの補助金が出されます。

 ホワイトハウスの上級顧問であるセドリック・リッチモンド氏(黒人)は3月上旬、ニュースサイトの「アクシオス」に対し、バイデン・ホワイトハウスは議会の同意なしに奴隷制の賠償として、黒人への賠償を行うだろうと述べました。

 ★民主党を永久政権にするための選挙改革法案

 上記の話はまだ最悪の内容ではありません。本当に最悪のニュースは3月2日に、民主党が「H.R.1選挙改革法案」を提起したことです。下院民主党はこの法案を下院に提出し議決しようとしており、共和党は反発しています。

 この法案の最大の論議を呼ぶ点は、全国的な大規模郵送投票を認め、16歳と17歳の投票者登録の許可、早期投票の恒久的な許可、オンライン登録の最低限度でオッケーの確認、投票用紙集めの合法化、刑期を終えた後重罪犯罪者のの投票権などです。

 また「H.R.1選挙改革法案」では、各州は投票後、10日以内に郵便投票を数え、各州は「投票収集活動」を認めなければならないとしています。つまりこれはお金をもらった集票活動家が、養老院などで投票用紙を集めるのを許可するということです。これは一番弱者である有権者の票を危険にさらすことになります。有権者名簿の正確性を維持する能力を奪われ、有権者の資格を確認することが禁じられ、有権者証明証さえ各地で使用禁止になるでしょう。


 「H.R.1選挙改革法案」は民主党が2019年初頭に下院を掌握して作った最初の法案です。2019年始め、民主党がこの法案を決めて以来、すでに米国の民主党とスイング・ステートであるペンシルバニア、ジョージア、アリゾナ各州で実施されており、これらの州の共和党政権では、新型コロナ流行のために臨時に条例を修正し、民主党とその利益関係者が2020大統領選挙をコントロールするツールとなったのでした。

 もしこれが法律となって固定されると、民主党は米国で永久政権となります。まさに共和党議員のモー・ブルックス議員が最近のインタビューで言ったように、「H.R.1法案には選挙の神聖さと正確さを損なう条項が何十もあり、2020年に全国のほんの一握りの場所で見られる大規模な選挙トラブルは、後にアメリカ全土で一般的になるだろう」となるでしょう。

 この選挙形式の下では、共和党や統治を望む他の政党は、チュニジアの独裁者ベン・アリの時代のように、「多党制民主主義」の体裁を飾るために、民主党が「票を分け与えて下さる」ことを期待するしかないのです。


 国民一人一票の選挙制度、多政党共存、公正な選挙による政党交代は、民主主義の基本的な2つの特徴です。民主党はすでに2020年の選挙で一市民一票の体制を蝕んでおり、H.R.1で2020年の選挙モデルが固定化されれば、滅びるのは共和党ではなく、アメリカの民主主義体制です。

 ★共和党は局面を挽回できるか?

 現在、共和党の各州は三つのレベルでバイデン政権の改悪と変質を阻止しています。一つは、憲法上の自治権を利用して、テキサス州やフロリダ州のように大統領令の執行を拒否すること。二つには、州レベルで2020年の改正選挙法や執行命令を排除すること。しかし、内部の結束力が弱く、法律をいちいち守るとなれば、法律違反すれすれの行為になれた利益集団として結束した党が三権を掌握しており、メディアまで支配できる政党に対決するのは困難です。

 「タイム誌」の「影の選挙秘史」
(タイム誌掲載の「投票泥棒」の自慢話、「影の選挙秘史」① 2021年2月14日  (②、③は未訳です。近日翻訳予定)は選挙を「成功裏に盗んだ」連中が誇っている話でしたが、しかしある事実をはっきり示しました。

 それは、選挙組織のやり方、社会動員力、宣伝能力でも、共和党はまだ工業時代の選挙政治にあるが、民主党はハイテク時代の選挙戦に長けており、オーウェルの小説「1984」のようなやりかたで社会をコントロールし、世論のレーニン化にたけた政党だということです。

 民主党の凝集力は二つあります。ひとつは、利益の享受、二つは党内人士の無原則な隠蔽です。前者の点は現代のすべての組織や政党に特徴的ですが、後者は「帮会」(訳注;秘密結社)の特徴で、民主国家の特徴であってはならないものです。

 この近視眼的な姿勢は、主に党の重要なメンバーが行った違法で政治倫理に反する行為に目をつぶったり、様々な水面下の動きで説明責任を回避したりすることに反映されています。

 現民主党大統領ジョー・バイデン氏を例にとると、一族が外国に影響力を売ったことで長年汚職スキャンダルに巻き込まれており、米上院国土安全保障・政府問題委員会は2020年9月に「ハンター・バイデン、ブネスマの汚職行為が米政策と関連問題に与える影響」を発表したが、民主党はこれを見て見ぬふりをし、存在しないふりをしました。

 米ニュースサイト「アクシオス」は、1年ぶりに 1年にわたる綿密な調査の結果、「アクシオス」は、2011年以降、「方芳」Fang Fang(訳注:民主党のスウォルウェル下院議員と関係したと言われる中国の女スパイらしい)が政治集会を通じて地方議員や主要な政治家に接近したり、選挙資金調達に協力したり、性的な勧誘をしたりして、米国の政界に侵入していることを明らかにしました。

  カリフォルニアの民主党下院議員エリック・スウォルウェルは、ファンの誘惑の重要なターゲットでしたが、民主党に保護されており、今でも下院情報委員会の重要な地位にあります。ニューソム・カリフォルニア州知事は様々な汚職や政治的不祥事に巻き込まれており、カリフォルニア州の「リコール・ギャビン2020」キャンペーンは182万人以上の署名を集めているが、民主党は擁護しています。

 これはこの政党の変質と堕落を意味します。しかし、ある社会の中堅選挙民――中職業経営者や政府の公務員以外のサラリーマン階層を見捨ててきた政党からいえば、こうした「欠点をかばう」ことが、凝集力と戦闘力を強めることになります。

 共和党は民主党のこうした原則を放棄した欠点を擁護するようなやり方を学ぶわけには行きませんが、しかし、内部で団結はせず、自党の選挙民の政党な利益さえ守れず、こうした戦いでは劣勢です。

 米国では以下のようなことが当たり前になっています。ハイテク企業では保守的な言論は弾圧され、米国企業は保守派の社員を解雇したり、銀行が保守派の口座を封鎖したりしても、共和党は適切なサポートができていません。

 あらゆる種類の「ポリティカル・コレクトネス」に反対しているマジョリー・テイラー・グリーン下院議員が、民主党によって国会の各委員会から排除されるなどの状況に、共和党は一体となってサポートできておらず、これでは自党に人心の支持を集めることはできません。

 はっきりいえば、2020年の大統領選挙でスイング州の共和党議員が民主党の選挙事務コントロールと選挙泥棒を成功させた重要な原因だといえます。

 選挙後に、トランプ陣営や支持者が選挙を取り戻そうと必死に戦う中、共和党の一部の議員は不正選挙を告発することすら拒否し、トランプ氏を見捨て、民主党に投降して、今日の民主党と戦う力を失うところまで来てし舞いました。

 保守政治活動協議会(CPAC)の大会は、新たな団結の始まりにすぎません。地方レベルでの草の根の組織動員力を強化し、自らの選挙活動をハイテク時代に必要な変化に適合させ、例えばハイテク時代の政治運動の組織能力を持つ必要があります。

今や立法権も司法権も行政府も相手の手中にあり、世論の立場は民主党が占めている。 7400万人の有権者を率いるる共和党は、アメリカを奪還したいと考えるならば、タイム雑誌に掲載された「影の選挙秘史」から相手の戦略と戦術を学ばなければなりません。(終わり)


劫持民主 民主党踢开共和党闹革命

2021-03-06

共和党的危机真正来临了。在失去白宫后,麦康奈尔等人认为还可以在国会层面上有所作为,但自1月20日之后,拜登发布的近60项总统令(可能还在增加),几乎在不需要国会同意的情况下,全方位地改造美国。

联邦财政是由纳税人支付的税款支撑,无论如何需要考虑全体人民的利益,但民主党现在三权在手,公然满足一党之私。

参议院共和党领袖麦康奈尔(Mitch McConnell)在参议院会议上就Covid-19病毒纾困法案发表讲话,说一些参议院共和党人在拜登宣誓就职后几天就去了白宫,提议在疫情问题继续保持两党合作,但被民主党人拒绝了。民主党单独起草的纾困法案要点是:1. 民主党决定在法案中加入与疫情完全无关的项目,庞大的1.9万亿美元的提案中,只有不到9%的资金(约1710亿美元)用于Covid-19病毒的核心医疗,用于疫苗接种的款项不到1%(190亿美元),与此同时,却把3500亿美元补贴给长期管理不善的民主党州政府和地方政府,这个数字是疫情纾困需求的好几倍。2. 大规模扩大奥巴马医改补贴,让更富有的人可以不成比例地受益。3. 资助硅谷的地下铁路(这是佩洛西的地盘),升级一座从纽约到加拿大的桥梁(这是舒默的地界),为计划生育(也就是堕胎)拨款。4. 法案还包括向联邦政府雇员提供豪华的儿童在家学习福利,不仅每人能获得两万多美元的补贴,还能享有15周的带薪假期。

白宫高级顾问塞德里克‧里士满(Cedric Richmond)3月初告诉Axios,拜登白宫将在不需要国会同意的情况下以奴隶制赔偿为由,向黑人进行赔偿:“像欠我们的一样,向我们付款”(里士满先生是黑人)。

意在民主党永久执政的H.R.1选举改革法案

但以上信息不算最坏的消息,真正的噩耗来自于3月2日民主党提交的H.R.1选举改革法案。3月2日,联邦众议院民主党把选举改革法案H.R.1推到了众议院会议大厅进行讨论和投票,引发共和党人的不满。

H.R.1法案中争议最大的条款包括:允许全国性大规模邮寄投票、允许16岁和17岁青少年进行选举登记、永久允许提前投票、对网上登记进行最低限度验证、将选票的收集合法化以及重罪犯服刑期满后的投票权等。H.R.1还规定,各州必须在选举日后10天内点算每一张邮寄选票;各州还必须允许“选票收集”(ballot harvesting),也就是允许受薪的政治行动者从养老院等地方收集缺席选票,这会使美国最脆弱的选民受到胁迫,增加他们的选票被篡改的风险;与此同时,州和地方选举官员将被剥夺保持选民名单准确性的能力,被禁止核实选民资格,选民身份证件也将被禁止在各地使用。

H.R.1方案其实是民主党在2019年初掌握众议院后的第一个议案。自2019年初民主党制定这个法案之后,已经在美国民主党州与摇摆州宾州、乔州、亚利桑那等州实行,这些州的共和党掌权者以疫情为由临时修改选举条例的内容,成为民主党及其利益同盟操控2020美国大选的工具。如果通过法律形式固定下来,民主党将成为美国的永远执政者。正如共和党众议员布鲁克斯(Mo Brooks)日前在接受采访时说:“在H.R.1立法中,有几十项条款破坏了选举的神圣性和准确性,2020年我们在全国少数地方看到的大规模的选举问题,以后会成为全美国的普遍现象。”在这种选举模式下,共和党与其它党派如果想执政,只能希望民主党在装点“多党制民主政治”门面时,恩赐配票,如同突尼斯的独裁者本‧阿里当年所做的一样。

公民一人一票的选举制度、多党共存与通过公平选举实现的政党轮替是民主政治的两个基本特点。美国民主党已经通过2020大选破坏了公民一人一票的制度,如果用H.R.1法案将2020大选模式固定化,那么死亡的不是共和党,而是美国的民主制度。


共和党还有办法挽回局面么?


目前,共和党州正利用《宪法》赋予的自治权,从三个层面阻击拜登政府对本州的伤害与改造,一个是拒绝执行总统令,如德州、佛罗里达州等;二是在州层面废除2020年修改的选举立法与行政令。但是,一个事事守法、内部凝聚力不强的党,是很难与一个习惯在法律上打插边球、善于用利益凝聚全党、现在三权在握、且能控制媒体的政党对峙。

《时代》周刊2月5日刊发的《影子竞选秘史》虽然是窃选者炫耀胜利,但却极为清晰地揭示了一个事实:无论是组织方式、社会动员能力、宣传能力方面,共和党还停留在工业时代的竞选政治上,而民主党早已成为一个擅长高科技运作且会采用1984方式控制社会、舆论的列宁化政党。

民主党的凝聚力主要来自两点,一是利益共享,二是对党内人士毫无原则的护短。前一点是所有现代组织、政党的特点,但后一点本是帮会组织的特点,不应该是民主国家政党的特点。这一护短主要体现在对本党重要成员所做的任何违法、有悖政治伦理的事情视而不见,而且通过各种台底动作阻止追究。

以现任民主党总统拜登为例 ,其家族早就因向外国出售影响力而身陷腐败丑闻,美国参议院国土安全和政府事务委员会于2020年9月发布了《亨特·拜登、布内斯马的腐败行为对美国政策和相关问题的影响》,但民主党对此视而不见,假装不存在;美国新闻网站 Axios经过长达一年的深入调查,发现方芳自2011年开始,透过政治集会、协助竞选募款或色诱等手段,接近美国地方议员及重要政治人物,借此打入美国政治圈。加州民主党众议员史沃威尔(Eric Swalwell)是中共女间谍方芳渗透色诱的重点目标,但他受到民主党的保护,仍然官居众议院情报委员会要职;纽约州长安德鲁-库莫(Andrew Cuomo)疫情期间造成老人院的老人大量死亡,三位原女下属对他进行性骚扰指控,加州州长纽森身陷各种腐败及政治作为不当丑闻,加州民众“罢免纽森” (Recall Gavin 2020)运动已收集到超过182万签名,但民主党对这两位都予以袒护。

上述做法意味这个政党的变质堕落。但是,对一个社会中坚选民——中小企业主与政府公务员之外的工薪阶层的主体纷纷抛弃的政党来说,护短成了党的凝聚力以及战斗力。共和党虽然不可以学习民主党这种丧失原则的护短,但内部不团结,甚至不能保护本党选民的正当权益,会在这种争斗中处于下风。下列现象成为美国社会的常态:当科技公司打压保守派言论、美国企业开除、解雇保守派议员、银行查封保守派人士的账户,共和党不能给予适当的支持;当众议员玛乔丽·泰勒·格林(Marjorie Taylor Greene) 因为反对各种政治正确而被民主党排挤在国会各委员会之外这类情况发生,而共和党不能全力支持时,那是无法凝聚本党人心的。

不客气地说,在2020年大选中,摇摆州共和党议员为民主党的操控选举服务,让民主党成功窃选,是民主党成功窃选的重要原因。大选之后,当川普团队及支持者为赢回选举而艰苦斗争时,共和党内部分国会议员甚至拒绝指责大选舞弊、抛弃川普,投靠民主党,直至走到今天丧失与民主党抗衡的力量。

CPAC大会,只是开了一个重新团结的头。还得加强地方一级的基层组织与动员能力,让自身的竞选活动适应科技时代的需要与变化,比如要掌握高科技时代的政治运动组织能力;办社交媒体,让自己具备高科技时代驾驭网络舆论的能力。现在,立法、司法、行政等三权全在对方掌握之中,舆论阵地也由民主党占领。共和党率领7400万选民,想夺回美国,必须从《时代》周刊《影子竞选秘史》中学习对方的战略战术。

大纪元首发

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