深夜0時のちょっとした事件

 泥棒の被害が多いようで、事務所の防犯対策と同じように最近は使ってない部屋でも電灯をつけたままにしています。一昔まえだったら電気代が恐ろしいことになるのですが、今ではLEDのおかげで電気代とブレーカーの心配をせずに防犯対策ができるのはいいことだと思います。去年あたりから窃盗の被害が多いようで、時計がなくなった、とか、封筒が無くなったとか住宅密集地を中心に話しがでてきます。

 3ヶ月ほど前には、妹が午前2時ごろ、庭を歩く不審な影があったとも言っていたので色々と対策を考えているところです。

 そんな対策の中での部屋の明かり点灯運動、なのですが、先週には思わぬ来客があっておどろきました。それは深夜0時ごろ、ちょっと寝苦しくて冷蔵庫をあさりに目が覚めました。しばらくスマホをいじってから布団からでようとしたら庭に車があり、前照灯もテカテカでした。自分はてっきりバアさんが体調不良で医師会病院まででも行ってきたのだろう、程度にしか考えていなかったのですが、事態は全く違う様相でした。

 ウチの者が車から降りてくるにしては時間がかかりすぎるのを不審に思っていたら玄関をノックする音が聞こえてきました、そうしたら全く知らない男性が自宅に帰りたいが道が解らない、ここは鴨川(我が家から30キロ離れた街)あたりか、と聞くので少しここの場所とどうして今の状態になっているのかを、話しの流れを把握してから許可を得て乗ってきた車のナビを見せてもらいました。

 ナビも車もかなり初期のものらしく、決定ボタンとカーソルがかなり使いにくいものでしたが、なんとかナビの道案内履歴を呼び出して自宅の位置を見させてもらいました。その男性の家は意外と近くだったので先導して帰ってもらいました。男性が着いてからは、こんなに近いハズがない、おかしい、とかなり訝しげでしたが、ちゃんと鍵もあっていたので自他共に認める家でした。

 しかし、ナビの履歴を見ると自宅として設定された場所は見当違いの三芳方面で着くわけがないんです、孫に設定してもらったそうですが、明るい内に聞いとけばよかったのでは、と思ってしまいます。かなりお疲れのようでしたので、一日中走り回っていた可能性があります。

 そんな深夜0時のちょっとした事件、狸に化かされる、たぶんそういう事だったんだと思います。

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