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欧州旅行記 帰国編

ロンドン・パリで珍道中を数日間繰り広げ帰国へ。無事に帰れるのでしょうか。

前回の記事はこちら。

~今回の旅行の楽しい仲間たち~
友人A:海外経験あり。英語が話せる。行動力の化身。
友人B:海外経験あり。行動力の化身。
友人C:海外旅行歴戦の強者。英語が話せる。
私:海外は初めて。英語が話せない。飛行機搭乗経験も無いに等しい。

帰国当日の朝

未だ健在な時差ボケのせいで朝のそこそこ早い時間に目が覚めた私。
同室の友人Bもディズニー疲れか寝ているし、みんなまだ寝ているのかな? とTwitterを開くと友人Cが浮上していました。どうやらCと同室の友人Aも寝ているようで、「起こすのもかわいそうだし、我々で先に朝ご飯食べに行く?」という話に。
「でも電気点けないと着替えとか不便じゃない?」と私。
「私はトイレに引きこもってる」と友人C。その手があったか。

こうして私は無事に身支度を整えたのでした。
ところで今思い返すと朝食のビュッフェに野菜系が全然なかったな。パンは美味しかったですけど。

その後は残りの友人2人を起こすなど。行動力マシマシの彼女らも、さすがにディズニーで10時間近く遊んだとなれば疲れるようです。たぶん私が彼女たちと同じペースで遊んでいたら、ホテルにたどり着く前に力尽きていただろうな……とうっすら思いました。こんにちは根っからのインドア人間です。

撤収作業も無事に終わり、私物はすべてスーツケースとトートバッグの中へ。
ロンドンで買ったオペラ座の怪人のパンフレット類は念には念を入れて持ち込み荷物にしました。万が一無くしたり折ったりでもしたら大号泣です。


シャルル・ド・ゴール空港へ

ホテルからはバスで空港へ向かいました。チェックインも無事に済ませて出国審査の列へ。
待機中、空港のスタッフさんが「スミマセーン」と言いながら日本人団体列の脇を通っていきました。(観光関連の職業の)フランス人の日本語の語彙はどうしてこんなにも豊富なんだろう。きっと私たちみたいに華の都にやってくる日本人観光客が大量にいるんだろうな、というあまりに今更な事実をかみしめるのでした。

出国審査自体はパスポートを出すだけで終わりました。
係員の人がなんか喋ってるけど全然わからん! こっちに何か聞いてるのか隣の係員と雑談でもしてるのかすらもわからん!  まあいっか何かあったら英語で聞いてくるよね!? とアワアワしていたら特に何事もなくパスポートを返されました。海外旅行初心者は一挙手一投足にドッキドキです。

その後、行動力マシマシ組は「マカロンが呼んでいる」と言い残して免税店巡りの旅に出かけていきました。私と友人Cはのんびり搭乗ゲートへ向かって行くことに。
2人で「成田だと出国審査と免税店エリアの手前に手荷物検査あったのに、ここの空港無いね~」などと言い合っていたら、まさかの免税店エリアの先に待ち構えていました。これ手前の売店で飲料水とか買っちゃってたらどうするんだろう。一気飲みするしかないのか。

そして無事に荷物検査もパス! 残りの友人とも合流! いよいよ離陸。ドーハまで約6時間半の旅です。

ありがとうパリ! ばいばいヨーロッパ! 楽しかったよ!

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今回は座席が窓側だったので景色を撮ることができました。これはパリから離陸して少し経ったころ。

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ルーマニア付近を飛んでいます。

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ちょうどそのころ、だんだん日が傾いてきました。

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経由地のドーハにつく頃には外は真っ暗です。現地時間は深夜だったと記憶しています。


ドーハで乗り継ぎ

「1週間かけて体内時計を日本時間からヨーロッパに寄せていった結果、今ドーハあたりがちょうどいいわ」と言ったら友人Bに爆笑されました。結局ヨーロッパの時差に最後まで適応できませんでした。無念です。

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これは空港にあった電車的な乗り物の車窓から。

途中でお祈りスペースを見かけ「みんなでそれぞれ推しの居住地に祈りをささげるか……」みたいな会話をしつつ搭乗ゲートへ向かいます。


いざ日本へ

というわけで成田行きの便に搭乗。ご時世のせいか空席がいくつかあり、私の隣も2つ空いていました。

行きは一睡もできなかったのですが、さすがに1週間に渡る旅行で疲労がたまっていたのか気が付いたら寝ていました(機内食を配るCAさんに優しく起こしていただきました)。『オリエント急行殺人事件』を観ていたはずなのに、ポワロがオリエント急行に乗るのを観た覚えがありません。なんという爆速入眠。

そのあとも寝たり起きたりを繰り返していましたが、そろそろユーラシア大陸を抜けて日本海上空に。そろそろ起きておくか~と座っていたところ、CAさんに「お飲み物はいかがですか?」と聞かれました。「緑茶ください!」と私。素敵な笑みで緑茶を渡してくださるCAさん、好きです。
続いて「お使いになりますか?」と出されるレモンと砂糖。
私は緑茶はそのまま飲む派なんですが、寝ボケていたのか反射的にレモンのスライスを取りました。

いや、なんで?

しかもレモンを取る用の爪楊枝を取ったらレモンのスライスが3枚くらいついてる。どうしよう。取れない。ヘルプを出せる友人は今回誰も周りにいません。

結局緑茶にレモンを絞って飲みました。緑茶の渋く、心落ち着く風味から立ち上がるレモンの爽やかな酸味がなんとも言えない感じでした。


そして帰国

そして! ついに!

帰国しました。

楽しかった! そしてフライトが長かった!
成田空港での「おかえりなさい」の文字に心の中で大号泣。
パリの地下鉄構内で「スリに注意してください」という旨の日本語のアナウンスを聞いた時もテンション上がりましたが(友人に「いやそこでテンション上げるなよ」と言われました)、慣れ親しんだ言語が目に入ると安心します。
ウオー!! やっぱり日本が好きだ!!

荷物もロストすることなく無事に回収。なぜだかヒースローでも成田でも、女子4人組のうち私のスーツケースが一番乗りで出てきました。本当になんでだろう。

その後は解散。それぞれ家の方向がまるで違うので、バラバラに帰っていきました。私と友人1名は成田エクスプレス乗車RTAを開催する羽目になりました。ちなみに間に合いました。
乗車する時点で「いや車両に全然人いないな」と思っていたのですが、降車駅が近づいて席を立った時に自分以外誰もいませんでした。衝撃。
電車に乗り換えた時は、車両のあまりの清潔さに大号泣しました(たまたま新しい車両に乗ったせいもあると思いますが)。

帰宅したあとは、大河ドラマの録画を消費しつつコンビニの天ぷらそばを食べました。帰国後最初の食事がこれってどうなんだろう。「機内食でお腹いっぱいだから食べられないかも~」と言いながら完食しました。日本食、ラブすぎる。

ちなみにそのまま日付が変わるころに入眠して、目が覚めたら翌日6時でした。

夕方の6時です。絶望の起床というレベルではない。


旅行の感想

ロンドンもパリも大変魅力的な街でした。特にハーマジェスティーズシアターとガルニエ宮はオペラ座の怪人オタク的には一生の思い出です。
今回は郊外の方に行くことが多く、あまり市内の有名スポットを回れなかったので、また行く機会があればそちらに行きたいなと思います。
そしてこれは私がインドア&海外旅行初心者&飛行機搭乗経験ほぼゼロだったせいもあると思うんですが、体力的には正直しんどかったです。追いつけない時差! 眠れない機内! 働かない胃腸! ウォウウォウ! オーイェイ!
今度は直行便で行きたいなと思いました。片道で計20時間のフライトはなかなかしんどい。

何はともあれ無事に帰ってくることができてよかったです!
私の周囲の各所から「ウィーンに行きたい」という声を複数聞くので、また旅行ができるような情勢になったらそちらも行ってみたいです。ドイツ語の勉強頑張らなきゃな。

ここまでお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!
また、いつか、旅行記を書くかもしれません。