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異次元その201◉オーラス一本場狙い

南3局2着目北家。トップ目は下家で点差は10300点
ここで満ツモしてしまえばいいんだがそんな事はほぼ無理だという配牌が来た。
その場合はとりあえずアガって点差を10000点以内に縮めてオーラス満ツモ逆転エリアに位置付けするという第二の選択が良いだろう。
しかし、それも中盤あたりまでの方針だ。
もしこれが親にテンパイが入らずヤキモキしてると感じたら終盤戦は手を崩してでも絞りに徹する方針に変更するのが妙手。
これの狙いはお互いノーテンの流局。
ここで手を崩そうとも親もそれでテンパイを組めずに流局すれば目的は果たせる。つまり一本場でオーラスにするということ。
点差を縮めなくとも一本場にして満ツモで届く点差にするという手もあるのだ。
アガリだけが手段じゃない。勇気を持って手を崩し鳴かれそうな牌を絞ることで逆転勝ちへの布石を打てる時もある。

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