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異次元その204◉憶測をさせるな


自分が愚形リーチの時してはならない事の一つが細かい理牌だ。見やすいように多少はすべきだと思うが上下まで徹底的に揃える必要はない。この動作が多いとそれをきっかけとして憶測が発生する。上下を揃えるのが多いから萬子が多いかもやら二枚セットで配置変えしたから七対子かもやらだ。そして、そんな憶測は大抵当たらない。だからと言って相手が何を考えようと気にする必要はないと思うのは間違いだ。
なぜならその的外れな読みを頼りに押すきっかけになってしまうかもしれないからだ。
後手になったプレイヤーは常に押してもいい言い訳を探してる。撤退するのは苦痛なのでなんとかして押す根拠を見つけようとしている。強引な憶測であれ何か理由をこじつけて危険牌を通したいのだ。
その自信を持って通せる根拠に理牌は利用される可能性がある。
そもそもほとんどの牌は安全なのだ憶測が当たってようと外れてようとだいたいのものは通してしまうのである。
だから愚形リーチの時は押す理由を作らせない所作が大切になる。
好形リーチなら好きにしろの構えで読ませてやるが愚形リーチは押し返されてはならない。理牌するしないすら気をつけて相手の出方をもコントロールすること。

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