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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第75話

第74話続き

その口笛と同時に森の向こうからブルーヘロンも身に覚えのある大きな羽の妖怪ティアレがフォルテの方へと真っ直ぐにやってくるのを目にした

ティアレはブルーヘロンのかつての右腕だったのだ

だが既にフォルテの手によって今までのことは全て忘れるように操られていたため、ブルーヘロンのことも当然ながら覚えてなどいなかった

フォルテは優越感に浸りながらブルーヘロンを見返した

ところが驚くほどブルーヘロンは平然としていたのである

フォルテはその姿に耐えられずティアレにすぐさま指示をした

「あいつを俺たちの仲間にするんだ。手を抜くな」

ティアレはフォルテに操られたまま、かつての仲間であるブルーヘロンに襲いかかった

ブルーヘロンはティアレの動きを先々に読み取りながら動いていたため、なかなかティアレの羽がブルーヘロンにヒットしなかった

ティアレはそれでも淡々と向かってきた

(昔と変わっていないな。。)

ブルーヘロンはティアレをみながらそう感じていた

そしておそらくティアレの奥深くをみることができたなら、必ずや森の仲間と共にいたかつての記憶が残っているはずだ

ブルーヘロンはそう確信していた

             ♡続く♡

私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡