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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第50話

第49話続き

少し先へ行くとサヤカを追っているトゥリーに出会った
「ブルーヘロン!」
トゥリーが声をかけるとブルーヘロンは俺に任せろと言わんばかりにトゥリーを越してサヤカまっぐらに翼を広げて進んでいった

大地まであとわずかだ

ブルーヘロンは低空 地上5、6mの所をうまく樹木の間をすり抜けながら翼を広げて飛行し続けていた

ブルーヘロンは自分の翼に小さな影が降りてきたのを受けとめた
「サヤカ しっかりしろ!もう大丈夫だ。俺の目を見ろ」
サヤカは小さな呼吸をしながら だが、しっかりとした目でブルーヘロンを見た
「ブルーヘロン。。ありがとう」
サヤカは笑ってみせた

ブルーヘロンの後を追っていたトゥリーたちは自分たちのからだを寄せるとブルーヘロンに言った
「良かった。。サヤカちゃん僕たちが見守っているから」
その声を確かめるようにブルーヘロンは黙ってうなずくと再びの空へと飛んでいくのだった

上空ではフォルテが全ての動きを眺めてはどういうわけなのか逃げ出すこともせず、あえてブルーヘロンを待っているかのように動かずそこにいた

               ♡続く♡

私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡