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『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第28話

♡第27話続き♡

風の動き 肌で感じるもの それらがいつもと違っていたのだ

ハヤトたちは一旦、そこで立ち止まった
すると再び森は静寂を取り戻したのだった

ヤシムンとトゥリーはフォルテが近くにいるのを感じていたが、あえてハヤトとサヤカには伝えずにいた

「今の風なに?」
ハヤトはヤシムンに尋ねた
「何か不思議な風だったね」
サヤカも言った

「さすがに2人ともわかるやんな」
ヤシムンはそう言うと口を開いた

その風はハヤトやサヤカにそしてヤシムンにトゥリー
それぞれのからだをまわるように吹いていた

ハヤトはまわりながら風に見られていたような気がしていたのだ
「みんなはどうなのかわからないけど 俺何ていうか。。風に見られていたような 風が生きているような、そんな感じがしたんだ」
ハヤトは正直に伝えた

「ハヤト 凄いな。わかるんや」
ヤシムンは答えた
するとハヤトはヤシムンの目を見て口を開いた
「もしかしてアリュールが言ってたのって、さっきの風のこと?」
ハヤトは少し拍子抜けしたようだった
「ちゃうわ さっきの風は俺らの仲間や」
ヤシムンの言葉にハヤトはまたまた拍子抜けした

「そ そうなの」
先に声を発したのはサヤカだった

(風も仲間なのか 本当に心強いな)
ハヤトはそう思った

「だけど何で何も言わずに消えちゃったの。。」
ハヤトはもう一度尋ねてみた

       
              ♡続く♡

私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡