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記憶の欠片の物語

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19世紀のロンドン そこに生きてた「HE」のストーリー
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2020年6月の記事一覧

記憶の欠片の物語9

記憶の欠片の物語9

※書き下ろし

結局あいつは家にまた泊まってそのまま朝ふたりで大学に行った。

夕食を食べたあとお互い好き勝手に本を読んだりバイオリンを弾いたり酒飲んだり色々してたりしていたら深夜になっていた。

寝ればいいのに何かの拍子で香料とか貿易とかの話になってあーだこーだといっていたら朝になっていた…。

ほとんど寝てない。講義中に気を失いかけ、教授から睨まれ大量の課題出された。講義が終わり教室を出るとあ

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記憶の欠片の物語8

記憶の欠片の物語8

※書き下ろし

夕方修繕を頼んでいたあいつの破れたジャケットを受け取りにテーラーに行った。

「こちらでございます。サイズ確認いたしますので
試着室へどうぞ」

あんなにビリビリだったジャケットが綺麗にされていて肘のところにも肘当てまでつけてくれていた。
ボタンも全部取り替えられていて裏地も新しいものになっていてヨレっとしていたジャケットが見違えた。それにシャツ3枚も仕立てられていた。
(内緒で頼

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