おもてなしの変質

 昨今の日本の最大の商品『おもてなし』
 マスコミが取り上げる『それっ』て本当に『おもてなし』だろうかと感じた。

 一つ目が、イベントの違和感である。

 人気のホテルで開催される『地域の特色を活かしたイベント』や、『今ならお得な季節のおもてなし』は本当に効果があるのだろうか?
 ディズニーランドのリピーターは、季節のイベントに引き付けられて年間パスポートを購入するのだろうか?

 リピーターは、旅館やランドの表面の豪華さではなく、奥底にあり設備やサービス、従業員や経営者が醸し出している『雰囲気』を気に入って繰り返して訪れるのではないだろうか?
 表面は笑顔で接待していても、

二つ目が、執事の主人こそが最高の執事になるだろうという直観である。

 イギリスの上流階級を扱う小説で出てくる、痒いところに手が届く執事は、執事自身が高給取りで上流階級である。
 行き届いたサービスを受けてきた者でなければ、本当にくつろげるサービスの提供者には慣れないのではないだろうか。
 こうすれば心地よくて、豪華に見えてもこうすると居心地が悪い、という経験則は、自分が高度なサービスを体験したものしか判断できないと恣意する。

ありがとー