NATO参加とロシア領内攻撃
ウクライナの態度が硬化してきている。
長期戦を覚悟する発言も出始めている。
クリミア半島をあきらめない「和平交渉案」への変更に替わっている。
腹をくくった?
今までは被害者としての態度が強かったように見える。
侵略されている国への助けを求めてきたように見える。
しかし、侵略が止まらない。
さらに、虐殺・残虐行為が明確になってきた。
加えて、反ロシア勢力からの経済・兵器供給が安定してきた。
どうもウクライナ人は腹をくくって、ロシアの完全追い出しに風向きを変えたように思える。
政府の戦略ではない。
国内残留者・国外避難民、政府・市民を問わず、思いの風向きが変わったように思える。
NATO参加?
不利な状況とまで言えずとも、均衡している戦況にじれてきたロシア軍はクレムリンからの厳罰付きの催促に焦り始めている。
つまり、化学兵器や核の使用の可能性が高まりつつある。
さらに、ウクライナにとってはロシアの侵略は止まらず再編成・増強も行われている。
市民を含めての虐待・虐殺・誘拐も続いている。
ここに至って、最初に問題にされたNATO参加を表明しても何ら戦況には変化はない。
参加を申請しようがしまいが、ロシアの侵略はつづく。
つまり、ウクライナのNATO参加申請が行われる可能性が高くなってきた。
ロシア領内攻撃?
キーウ周辺から撤退したロシア軍は、ベラルーシやロシア領内で休養と補給・再編成を行い、ウクライナ東部戦線へ集中し始めている。
今に至って、国土も国民も収奪されているウクライナが、自国領内だけでの防衛戦という非効率なことだけで良しとできるだろうか?
プーチンの座右の銘は「先手必勝」である。
ロシアはウクライナ領内へ平気で侵略してきた。
ウクライナがロシア領内へ攻撃しても、これ以上の悪化は「全面核攻撃」程度しか考えられないほどに、ロシアはあからさまに侵略をしてきている。
つまり、東部戦線掌握のためにロシア内に集結し準備している兵站基地を攻撃しない理由が見当たらない。
戦いでの最も弱く効果がある部分は兵站部分である。
通常なら制空権を握って兵站への攻撃を防ぐ。
しかし、ロシアは制空権を握り切れていない。
加えて、兵站拠点や補給路についての情報は掃いて捨てるほどウクライナに与えられている。誰からだって? 今さら・・・
残るのは精密攻撃兵器だけ。
ウクライナへの供給が公表されていない?
最も効果的な攻撃は不意打ちである。それに必要な兵器の提供を公言することは不意打ちの効果を削ぐ。
精密攻撃兵器の提供が行われているという可能性は高い。
精密攻撃兵器でなくとも、復讐心に燃えた歩兵と携行ミサイルと高度な衛星通信システムがあれば、ロシア内に潜行し兵站拠点へ忍び寄ることは、混乱しているロシア領内では比較的容易だろう。
近日中にロシア領内で大規模な爆発事件が起こっても不思議ではない。
ロシアの弱点 母たち
情報統制されていても、息子たちの棺はロシアの母たちに届く。
戦いが続くにつれて棺の量は増え、隠匿も困難になる。
噂で不安になる母たちからの質問も多くなる。
ロシアの侵略が長引くほど、ロシア内での母たちの心は動き始める。
さらに、子を思う母たちは頑迷な老人や地方の小役人を凌駕できる影響力を持っている。
クレムリンの食事メニューには効果が薄い経済制裁よりも、母たちの愛の方がはるかに反戦効果があるだろう。
情報統制で市民を操作できるという神話が崩れ始める
ウクライナは
「我々は、ルールを守りすぎてきた」
と戦い方を変える可能性が高い
bye
ありがとー