人生

　パリ・サンジェルマンに所属しているアンヘル・ディ・マリアがInstagramに投稿した文章を引用させて頂きます。

アンヘル・ディ・マリア　Instagram　本文

https://www.instagram.com/p/B0x3BxUBAK9/?igshid=14a3f5jlnsgxs

また、現在スペインでサッカーをしている吉田有理選手がこの文章を和訳してくれました。お借りします。　

吉田有理さんnote

Yuri Yoshida/吉田有理｜note

以下、ディマリア選手の投稿文

月曜日は何をしたの？ 練習へ行ったよ。
火曜日は何をしたの？ 練習へ行ったよ。
水曜日は何をしたの？ 練習へ行ったよ。
木曜日は何をしたの？ 練習へ行ったよ。
金曜日は何をしたの？ 練習へ行ったよ。
週末に何かしようよ。 無理だ、試合があるんだ。

練習が終わった後カバンを片手に立ち止まり、ピッチ、土、芝生、小石、試合をする会場を眺めていた。この土や小石達...

何度ここで倒れただろう、何度膝や腰、腕や手を擦りむいただろう。

試合中にスパイクの中に入り、とても邪魔に感じた小石や砂達。

土が家中を汚し、ママが言う「靴とソックスを持ってそのままシャワーへ行きなさい」と...

何が僕達を毎年、戦い始める為の力を与えてくれるのか？

皆が言う、日曜日には寝るのが1番だと。
友達が言う、フットサルの方がいいよと。
彼女にはこう言われる、「一度も一緒に居れたことがないわ」と。
君の親戚たちが言う、「もっと勉強や仕事の事を考えなさい」と。

心の内側で考え、君は笑う。

彼らは君にとってのフットボールがどういう意味を持つか知っているのだろうか？

彼らが試合前日にどれほどのプレッシャーがかかり、緊張やストレスで眠りを妨げるのを知っているだろうか。

彼らは君が怪我や風邪の状態でプレーした試合を知っているのだろうか。

彼らは君がゴールを決めて、仲間が飛びついてくる感覚を知っているのだろうか。

彼らは練習に遅れない為にバス停に向かって何度も走ったのを知っているのだろうか。

彼らは監督がメンバー発表をしているときの呼吸の深さを知っているだろうか。

彼らは2月のプレシーズンで、友達達がバカンスへ行き楽しんでいる中、暑さでやられている事がどれほどキツイか知っているのだろうか。　

彼らは毎日君が君の人生を作る人たちと会う意味を知っているのだろうか。

彼らは君が練習した、あの雨の日のことを知っているのだろうか。

土、小石、芝生、10人と君、逆サイドにいる11人、1つのボールと長く乾いた笛の音。

これが僕達の人生だ。
彼らは何を知っているんだ？

多くの人が、サッカーは人生と関係ないと言う。彼らが人生についてどれほど知っているのか知らない。けれど、サッカーについて彼らは何も知らない。

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現在コロナの影響で世界が深刻な状況に陥っています。世界の都市がロックダウンになったり、日本でも緊急事態宣言が発表されたり、また経済的にも影響を及ぼしており、事態の終息がいつになるか予想もつかず不安が募るばかりです。

こんな時こそ、みんなが手をとり助け合いながら進んでいくしかありません。レアルマドリードのクロース選手が給料を全額寄付するとのNEWSを目にしました。また、バルセロナの全選手が給与7割カットを受け入れたり、存続危機に陥ってるチームを他のチームがお金を募り寄付をしたりするなど、他にもたくさんの選手、その他の人が動いてくれています。コンサドーレ札幌の選手が給料を返金するなど、暗いNEWSの中にも希望や勇気をくれるNEWSもたくさんあります。誰かが誰かの為に、その連鎖がまた誰かの為にと。

また日常が戻ってくるように、サッカーができるように、スタジアムで歓声が聞けるように、今はみんなが1人のために1人がみんなの為に助けあっていかなければなりません。#コロナに負けるな