ネタバレ。 「天気の子」泣いた。

ちょっとぐるぐる考えて整理つかないので殴り書きで感想を書きます。

天気の子よかった！！！！アニメタッチなもの普段見ないし、なんなら少し抵抗はあるのだけど感情が揺さぶられて、分かりやすくて、面白かった！！！！ひょー！

君の名は   をふまえたのね！監督！

まずさ、「君の名は」を受けての今作な、踏襲しつつも自身の作品性を貫いたよね。って誰だよ私。上から目線になってるけども。前回のは私的には、ちょっと綺麗過ぎたんだよね。愛ゆえの一生懸命さで時空まで超えて、未来を変えた。願いが届き災害の被害をなかった事にした。数年後に出会った2人の愛も多分、命の恩人だから、付き合って永遠なものを手に入れると思う。

これはこれで感動したけども、このモヤモヤを作者も理解して攻めてったよね。天気の子は、災害を止める事も愛も両方は得ていない。どっちかになってしまう。愛をとったから、雨は3年間も降り続けている。けれどもそれを覚悟しても、そんな事どうでもよくなるぐらい愛をとった。超純水な愛。えらべるか？？愛さえあればあとはどうなっていい！！！！16さい、それでいいんだ君は。大人になると愛より自分のこと。他人を救うより自分の命と人生を何かとしがらみになってしまう。

こんなにも愛は力を与えてくれると強く思いました。 

自分が信じる生き方を全うする勇気はあるか

誰だって、これを大事にしたいとか信念を持ち続けたいとかあると思う。でも第三者や法律や家族や自分の環境で諦めがちになる。結局、突破口を見つけるよりも壁にぶつかって流された方が楽だと思うわけで。でも、帆高も陽菜も自分の生き方を自分らしく生きようとしてる。説得なんて聞き入れない。いいんだよな、それでもまだ。もがこうよ若いうちに。自分を信じてイヤな方向には逃げたいんだ。突き通したい愛があるんだ。

わたしと天気

陽菜の気持ちと天気は繋がっている。大体天気は雨。陽菜は生活に困窮し、ハンバーガー屋さんで働いていた。弟と生活する為に学校も行かずに責任を背負ってるんだと思う。ハンバーガー屋さんが首になると、風俗をしようとするまで思い立つ。(帆高に邪魔されてしなかった)でもそれぐらい自分の体を売ってもお金を稼ぎたかったんだと思う。意外と近い所にある、風俗は。本当は嫌だけどやるしかないみたいな東京の裏社会と今の社会風景が見えて心が痛かった。

自分も風俗チックなこと考えたことがある。だからその辺の社会の汚い部分は苦しい。新宿とか歌舞伎町とか色々思い出すからやめてくれー！

まぁそれはさておき、やがて帆高から天気を変えることをお金にするというアイデアでアルバイトにする事に。自分だけが出来る仕事を見つけられた喜びは生きる意味に。自分だけの仕事、みつけたら、いきいきしていた。

須賀には重なる帆高の姿

帆高を雇う社長の須賀にも葛藤はある。自分の抱えてるものを優先順位をつけてやらなきゃ行けない。そのために帆高を退職させた。事故で亡くなった嫁への愛は消えない。その娘への愛も。

もうこの世にはいない嫁に自分は顔向けできるのだろうか。だからこそ帆高が陽菜を見つめる真っ直ぐな視線には葛藤を覚えたんだ思う。あのすっと流した涙、とても印象的だった。須賀にはもう最愛の人はいない。羨ましいぐらい帆高は最愛の人を追いかけてる。もう諦めろよ、俺も諦めてるからさ、、、どこか大人になってしまった自分が寂しかったんだと思う。諦めるわけいかないよな、愛してるんだからさ。最後まで貫いて来いって、帆高の想いに影響を受け吹っ切れた成長する須賀の複雑な葛藤が良かった。

 ん〜〜ネガティブな件

ちょっと私的には、東京の雨の災害をニュースからとかじゃなくて、リアルな雨社会の影響や被害を描いて欲しかったなぁと思う。帆高が天気より愛を取る選択が際立たない気がする。あと、君の名はより絵のクオリティ落ちていた？手を抜いていたのかなぁと。CG使われてるシーンとか結構あったかもな。前作の方が細部に丁寧だった。

でも総じて自分の知ってる景色が美しくそしてリアルに描写されてて、目の保養でした。

愛かぁ。愛