寄り添えればいいのに、SNSは。

ここ数日は、色々な社会的ニュースがありましたね。ある話題でタイムラインが埋まり、しんどくて、キモチワルイ現象であったなぁと思う。

私はSNSが好きだし、救われた人間だった。

受験勉強という重くのしかかる壁に、合格者の成功ストーリーをネットで検索し、自分を励ましていたし、バイトで怒られて社会に絶望した時は、同じような人の意見や状況を検索して求めた。彼氏に振られて、相手が何を考えているか分からなくなった時は、知恵袋の同じような人を見つけ、アドバイスを読み込んでいた事もある。自分の日頃の小さな悩みをワード検索するのが日課であった。

このツールを持たなければ、出逢わない人達との、本来存在しなかった世界で生きている。

SNSから出会った人は、リアル友達でおめでたく自分の輪に入る。けれども、それ以外のSNS上でしか知らない人は、顔なしである第三者の意見。

言わば盗み聞き程度のぼやき。

だからこそ、手軽に悩みや意見を求める事ができるし、知らない人の話に気持ちが何度も救われた。側にいるのは、本当は知らない人の意見だけど、だからこそ、役に立つ。手軽に孤独感も紛らわしてくれる。

だってリアル友達にいちいち相談して心を疲弊させるし。疲れるからね。

私たちは、知らない人の気持ちに共感し1人じゃない事に安心感を覚える。集団に紛れ感情を享受し合い敵を生誠もできる。違う意見であったら、対面はまともな議論なんて出来ないのにね。

所詮はネットの情報であるし、本質マウンティングなんて不毛。そもそもある人の本質なんて普遍的ではないから。いろんな意見があっていいと思う。その意見も、文字だけじゃ誤解を生むんだから

人は、他人の痛みにこれだけ寄り添える美しさがあるんだからさ、SNS上で正しいとする意見に自分が違和感を覚えても殴るのはやめよう。

とかまぁ自分はこういう意見ですが、人によっては違うのも承知で。ただ、SNSの人を顔ありの隣人だと思った瞬間辛くなるだけだよ。

まぁこれに対処する事は、今日も、自分の事に時間をかけるという事。本読んで、いつもより丁寧に顔を洗って、ストレッチもして見ること。ネットは疲れるからね、リアルを忘れないよ。