夫婦の方針

こうパソコンと向き合っていると、携帯で文章を考える時よりもややお堅い表現になる傾向があります。

普段、文字の会話では脊髄反射で「www」を用いるタイプですが、ここでは違った表現をしていきたいと思います。

むやみに草を生やさず、日本語で如何にテンションを伝えられるか。ふふ、すでに楽しい。


さて、まず私たち夫婦は結婚3年、将来を決めてから6年という関係であります。故に6年の不妊期間があったということです。

軽く調べると「半年で妊娠しなかったら不妊の対象」と書いてあるではないか。6年て。

ただ、我々の方針として治療を受けてまで妊娠は希望しないと決めていたので、自然妊娠が望めなければこどもは諦める、という感じです。

このビジョンが確立したのはここ1年くらいのため、私が農家になってつい最近までは、夫と2人の人生をいかに楽しむかに注力していた訳です。


~ ここから若干暗い(かもしれない)話 ~

何故こどもを諦めたか?こどもが嫌いないのか?いやいや全くNOです。むしろ好きです。可愛いし。夫とのこどもとか超絶可愛いでしょう。

なのに何故?


まず第一に不安、ほぼこれに尽きる。一言で不安といっても中身は様々。

「エンジョイ効率を求める私たちに親の責任を負えるのか」「こどもが生きる数十年後の日本はどうなっているのか」「自分たちが希望を持てないこの世に産み落とすのは無責任ではないのか」

子持ちの友人は「親になれば自然と変わるよ」と言ってくれます。それは実体験であり、私も実際にそうなると思う。わかってはいる。ただ現状の私目線では確証のないものである。変わると思うけどね?

「責任が取れるかわからないと思う事すら許されない、それが親になり子を育てるということ」

ちょっと固すぎますかね。文字に起こすとかなりゴツゴツした表現ですが、中には私の甘えなんかもちゃんと入っています。

そして、これはストレートに書くと誤解を招きそうですが、死ぬ時は夫と一緒に死にたい。我々は基本的に四六時中一緒にいます。各自のプライベートルームとか無いし、特にいらないです。依存だとしても良いです。これも2人で過ごした時間の中で見つけた私の価値観です。色々あったからね。(私が先に死にそうな時、夫は生き残るそうですが)

~ ここまで ~

と、様々な側面から熟考した結果、齢33にして子なし人生を8割ほど意識したライフプランを持って生きて行こう!と目を輝かせておりました。

自分の中で子なしルートに覚悟を持てたので、実際のところかなり気が楽になりました。


この話題の夫婦の意見のすり合わせってきっと難しいですよね。私たちの決定は「子孫繁栄」という生物の本能に抗っています。そこを軸に考えて意見が合わない…と悩んでいるご夫婦はきっといらっしゃると思います。頑張ってください。


やっぱり本編に入ると長いですね。読んで頂きありがとうございます。

次回は覚悟を決めた途端に妊娠するというお話。びっくりですねぇ。

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