14日間


こんにちは、ちぃです。

前回は病院で妊娠と診断されたところまででした。さっそく本題へ。


次の検診は2週間後ということで、その日は終了。

現在何週であるかは言われなかったし聞かなかった(忘れてた)んですが、次回心音が確認できれば母子手帳をもらいに行こうねという話だったので、その時わかればいっか。って感じでした。


妊娠初期。めっちゃ大事な時期。

○○は避けるべし!で辛かったのはカフェイン一択。毎朝のパンのお供、夕食後の一杯。いつも私のそばにいたコーヒーを断つのはきついなぁと。

今のご時世、きちんとカフェインレスコーヒーも市販されてるのですぐに買いに行きました。あとは葉酸サプリ飲んで、スパイスなんかの刺激物も避けたりしました。

一瞬、うなぎが食べたい!!って発狂しそうになって、どうにかうなぎにありつこうと情報を検索したところ、うなぎは微毒性のある食品とのことで加熱が甘いとよくないってことでした。あとビタミンAが豊富すぎてダメよ~って。

ほな、よく加熱して1切れくらいならええんやな!と自己判断して食べました。あれは…美味しかったなぁ…(遠い目


この辺の行動ってきっと性格出るんだろうなーなんて思いながら過ごしていました。妊娠して数カ月経ってても気付かない人が普段通りに過ごす中、こどもが順調に育つことも往々にしてあることですから。神経質になりすぎる方がストレスだと解釈しました。


ですがやはりハッピーエンドではない今回のお話、後になってみればまさかあの時…と心当たりのある出来事が起こりました。


明確には覚えていませんが、診断から10日ほど経った頃でしょうか。

起床時の気持ち悪さが和らいでいるな、と。この頃は体調によってよく仕事を休んでいたので、昼近くまで寝てたんですが。朝ごはんすっ飛ばしてるのに楽なのって何か変なの。って思った記憶があります。

それでもお腹の違和感なんかは変わらずあるので、個人差の範囲でしょうと特に気にも留めずにおりました。


母子手帳かー、神戸にいた頃はファミリアの手帳で可愛かったなー、この地域はどんなデザインかなーとか考えながら、いざ定期健診へ。


診察台へ座り、エコーで確認。カメラを動かし、サイズを測定する。が、なんとなくカメラの動きがおかしい。直観的にすごく探してる感じ。

とはいえどれが正常か知らないので、こんなもんかーなんて思ってました。


診察台を降り、先生のもとへ。先生が話始める。何と言って切り出されたかは覚えていません。ただ雰囲気からあかんやつやってのはすぐ察した。

「この時期は個人差はほぼ無く、成長していることが正常である。この2週間で成長がみられない。心音もわからない。正常であれば心音は探さなくてもすぐに判断できるものである。」

と説明を受け、なるほど。まったく当てはまっていない。

「来週もう一度確認するが、その際に変化がなければ流産の手術の説明をすることになる」

そう告げられ、検診は終わった。


一つだけ質問した。

「この現状、一般的にみてどうですか?」

答えは

「ほぼ厳しい、流産となることがほとんどです」



夫にはすぐ連絡し、すぐ返信がきた。夫も私も悲しくない訳がない。夫に告げる時は目が潤んだ。


会計に呼ばれるまでの時間、待合室の見え方が変わったことに気付いた。

診察前まではここにいるのは妊婦と思い込んでいた。そうでもなかった。そりゃそうだ。いろんな人がいる。卑屈になりそうだったけれど、持ちこたえた。

人目がなくなったら泣いてしまうかな?と思ったが、車に戻っても泣かなかった。


とりあえず星○珈琲店で美味しいもの食べて帰るわ


そういって夫に飯テロ画像を送り付け、満腹になって帰宅した。

次の検診は週明けすぐで良いとのことだったので、4日後となる ー


…と、流産と告げられた日のお昼までをまとめてみました。

今になって思うのは、あの質問をしておいて良かったなと。通例で無理なら無理だと早々に諦めがついた。だってお医者さんがそんな大事なこと弱い根拠で告げないもんね。ほぼ99%無理だから「厳しい」って言ってるでしょう。

あっけらかんと受け入れてるように見えるかもしれませんが、割とそうです。

この時期の流産は人の意識や介入で未来が変わるものではない

誰の責任でもないってこと。ただそれだけ。それ以上でもそれ以下でもない。だから夫にダメだったと告げた時も「ごめん」とは言わなかった。

この絶妙なニュアンス、伝わるといいんだけどなぁ。私は元気だよ!と主張している理由が少しでもわかっていただければと思います。


今回はさすがに長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。

本編とは時系列が変わりますが、明日2/20は手術です。そのため次の更新がいつできるか未定です。

Twitterは更新するかと思いますので、良ければおかえりと声をかけてやってください。

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