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Kamitusbaki Resident Genesis と通常のクラウドファンディングの違い

まず、ざっくりとKRGと通常のクラファンとの共通点・違いを出してからそれを基にKRGの特徴を見ていきます。

KRGとクラファンの共通点

・達成したい目標がある
・事前にいくつか購入特典が示されている
・目標金額がある

KRGとクラファンの違い

・資金調達後の追加資金が入ってくること
・購入特典を容易に追加することが可能であること
・持続的な購入特典を提示することができること

KRGの特徴について

一般的なクラウドファンディングは目標とそれを達成するのに必要な目標金額、及び購入特典が具体的に示されています。
例:VALISのクラファンhttps://x.com/VALIS_Official/status/1730195256736665775?s=20

KRGの目標は「神椿市」における個人の証明と、住民権として有効なものを作ることであり、KRGを購入する際に使った費用がそれらに使われています。目標金額は明確には設定されていないものの、供給量と価格から上限額が決まってる形になります。
ここまでは一般的なクラファンと同様なのですが、購入特典が大きく違う点となります。KRGの購入特典(ユーティリティ)は発売時には5つ示されており、以下の通りです。

  1. 秋に発表予定の Resident Genesis 第2弾の Allow List (優先購入権) 獲得

  2. NFTホルダー用ミニゲームのリリース

  3. 3/30 - 3/31 KAMITSUBAKI FES ' 23 の特別定点映像の視聴権

  4. 複数のNFTホルダーへの特典

  5. SINKA LIVE シリーズとの連動

これらを見るとわかる通りかなりふんわりとしたものが多いです。(クラファンだとエンドロール掲載、グッズ等具体的なものが多い) ふんわりとている分特典を追加・拡大することがクラファンと比べて簡単です。
また、上で挙げた違いとして持続的な購入特典を提示できることとありますが2,4,5がそれにあたります。KRGはNFTの技術を通じて常に誰が保持しているかが分かる形になっているので、保有者に継続的に特典を付与をすることが可能です。
前回のnoteで紹介した『COMMUNITY GAME NIGHT』や『Resident Genesis ILLUSTRATED STORY』は購入特典に記載されていないものですが実施されています。他にもαU LIVEのβテストの優先抽選など様々な記載されていない購入特典があります。

このように購入特典を追加できる理由は2つあります。1つ目は仮想通貨の価格向上です。KRGの購入に使われた仮想通貨(イーサリアム)はKRGを販売した2023年3月と比べて2024年1月現在で1.5倍にまで上昇しています。しかし、これはあまり重要な理由ではありません。2つ目の理由がKRGの二次流通による手数料収入です。これが通常のクラファンとKRGの最大ともいえる部分なので詳しく説明していきます。

KRGの二次流通について

KRGを含めたNFTは購入したのちに販売することが可能です。KRGはこの二次流通で255ETH(約7500万円)分取引されています。この7.5%が手数料としてKRGの運営に入るようになっておりこれの総計が約19ETH(630万円)分となっています。

KRGとクラファンの比較

まとめ

KRGと通常のクラファンの違いは
・二次流通手数料による持続的な運営資金の確保
・初期販売時からの特典の拡大
・NFTの技術活用による持続的な特典が配布可能
などが挙げられます。

NFTという技術を使っているがゆえにとっつきにくく、胡散臭く見えてしまう部分もありますが、NFTにしたことによる恩恵も同時にあります。
次のnoteの題目はいくつか考えてるのとりあえず保留とします。(代々木決戦で発表がありそうで怖いので早めに書きたいこと書き上げます)
良い一日を~


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