2%夢99%現実−1%愛

時々、「自分は学校の勉強はめちゃ出来た。めっちゃいじめられたけどあいつらはアホで自分は賢いと思っていた。後からそうではないと知った」みたいな独白が妙に詩的で回りくどい感じで書かれている文章を見る。実際、そういう人は本当に馬鹿なんだと思う。学校の勉強ができたくらいで自分のことを頭がいいと思うのは端的に言って幼稚そのものだ。彼らはもしかしたら知能は高いかもしれないが、知性は同年代の子より低い。だからそういう風になったのだと思う。普通の子は、勉強ができるくらいで調子に乗りはしない。彼らはあなたよりよっぽど世界に精通している。あなたは未だに紙の上の文字を読んで悦に浸っている。書を捨てよ町へ出よう。町を捨てよ山へ行こう。山を焼いて海を焼き、罪を焼いて罰で焼く。焼いて焼いて焼きまくり。焚書焚書焚書。摂氏233度(華氏やヤード・ポンド法はアホの使う単位だ。もっと言えば、プランク単位以外は単位ではない。嘘だ。私はそんなこと1ミリも思っていない)。人を捨てよ、人を得よ。流石に言い過ぎた。

私は「〜みたいな独白が妙に詩的で回りくどい感じで〜」と言った(言っていない。書いた。書いてるのに「言った」と言いたくなる(言っていない。書いた。書いているのに「言った」と言いたくなる(フラクタル)のは面白いことだと思う。時代の流れ? それとも私の言語能力が低いだけだろうか?)のは面白いことだと思う。時代の流れ? それとも私の言語能力が低いだけだろうか?)。ここは重要だ。つまり彼らは衒学的で、ペダンチックで、つまり、未だに賢ぶっている(このように)。彼らはさしあたり体裁を整えているにすぎない。彼らはそれは単に文体の問題で、自らを愚かと思うことと露悪的になることは違うと言うだろう。正しい。正しいが、それは理論武装でしかなく、彼らは結局のところ少しばかり屈折した自尊心を未だに大切にしている。一般に大人になってもお人形さんを捨てられず子供部屋に引きこもる人々を侮蔑的にこどおじなどと呼称する文化がある。ん? なぜ私は急になんの関係もない話をし始めた(「話」!まただ!)?

まぁ、知能が高いことは良くも悪くもあるが、犬とハサミは使いようだ。なぜ犬とハサミなんだ? 私はこの漫画(?)を見たことがない。「使う」ということは理解できる。ハサミはどう考えても道具だし、犬は刑法上モノだ。だが、なぜ犬とハサミなんだ? 犬とハサミには何か知られざる関連性があるのか? 私は犬のこともハサミのことも法律のことも、何も、知らない。知っているのは、犬とハサミは使いようということだけ。知らない漫画(?)で遊ぶのはこれくらいにしよう。

何が言いたかったんだっけ(もう何も言うまい(フラクタル))。そうだ。自分のことを賢いと勘違いしていた人々についてだ。彼らの苦しみはよく分かる。私もその口だ。私は別に自分のことをそこまで大きくは見ていなかったが、あなた達が感じる無(気)力感は痛いほど分かる。まぁ、いずれうじうじしているのは全くもって無意味で気持ち悪い自傷行為による暗い快楽を選んでいることに過ぎないことを認められるようになり(実際あなたはそれにもう気づき始めているはずだ。ツイッター(現X)で死にたい連呼してもどうせお前は死なない。お前には自分を殺す勇気もなく(私は自殺できる人間がどうして人生に絶望するのか実は理解に苦しむ)、強く生きていく活力もない。今のところは)、できることから少しずつやっていくしかないということを受け入れられる時が来る。なぜ俺はさっきからずっと偉そうにしているんだろうか? まぁ、偉いからいいか。とにかく、あなたの悩みはくだらないことだ。あなたがレイプされておまけに妊娠したとか、生まれつき四肢が欠損しているとか、若くしてどうしようもないレベルのがん細胞に殺され続けているとか、そういうのでもない限り。勉強が出来ないとか、何をやってもすぐにやめてしまうとか、そんなのはどうでもいいことだ。やる気を出せばすぐに解決する。あなたは出ないだろう。私もだ。その程度の問題だ。やる気の問題だ。どうしようもないことではない。単にあなたにその活力がないだけだ。うじうじしているだけだ。昔の私は愚かだった。今の私がかなり愚かであることを考えると昔の私は空前絶後の愚かさだった。こう考えると、私はスタートラインが他人よりかなり後ろであったにはせよ、間違いなく前に進んでいることは確かだ。私は昔のことを、あの時は馬鹿だったと言える。勿論、それは言えるだけで、なんの文句も言ってこない地蔵に向かって色々と訳の分からない罵詈雑言と吐瀉物を浴びせるのに似ている。まだから進んでいるのかはともかく、動いているのは確かだろう。私には底なし沼のように藻掻きつづければつづけるほど、深くはまっていくという感じはしない。致命的に進行方向を間違えている可能性はあるものの、私は私なりに道を歩んでいる。運が良ければ、誰も知らない場所にだって行けるだろう。

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