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お悔やみ申し上げます。

お悔やみ申し上げます。

あれから9年になるのですね。
短かったのか、長かったのか、、
わたしは小学校のホールで卒業式の歌の練習をしていました。
自分がなにかの板に乗っていて、その板を床と平行にぐるぐると回されているような感覚の大きな揺れを感じました。
そのあとすぐに集団下校になって、余震が来ても先生のその場にしゃがみなさいという指示に従わず、ふざけている同級生を先生が殺気立った顔で叱っていたのを覚えています。
家に帰るとお母さんがテレビを見て騒いでいて、何事かとわたしもテレビを見ると、津波の映像でした。

昨年の北海道地震で、全道が停電になった時、電気が止まるという被災を経験しました。恐怖と孤独といつ復旧するのかという不安を感じました。
この停電を経験して、東日本大震災の被災地の恐怖と不安は、私には想像できないほど壮絶なものだったのだと思いました。

私に出来ることは、小さなことだけど、たくさんあると思っています。
何年経っても、あの時のことを忘れないこと。
震災は、過去の終わった出来事なのではなく、
復興に向けた取り組みが今も続いていることをわかっておくこと。
この時の教訓を後世に伝えていくこと。
東北の被災者の方々の支えになれるように寄り添うこと。

私の大学には、東北出身者が多いです。
友人から震災の話を聞くことがあります。
その友人はよく3月のこの時期に帰省します。
「東北出身者が3月初旬に帰省する。」
この情報だけでも、帰省先で友人がどんな気持ちなのだろうか、帰省先から戻ってきた友人にどんな言葉をかけられるだろうか。
少し想像すれば、想うことができました。

想像力って、すごい力ですね。

被災されて、犠牲となってしまった全ての命に、心からご冥福をお祈りします。

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